収納/収納関連情報

収納用品を買う前に知りたい3つのルール

春は家具の購買意欲がそそられる時期です。でもちょっと待って。何だか便利そう、部屋の雰囲気に合いそうというだけで買っていはいけません。こんな筈ではなかったと後悔しないために、このルールを要チェック。

すはら ひろこ

すはら ひろこ

収納 ガイド

一級建築士

還暦過ぎても現役!建築・インテリア・整理収納の資格と経験による片付け術に定評がある。商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書20冊以上、人気講師としてオンラインセミナーを開催。プロとして共働き主婦の目線から追求したメソッドが好評。

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室内の整理整頓に役立つのが、収納家具や収納用品です。ところが自分の暮らしに合わない道具を買ってしまうと、かえって無用の長物が増えることになります。まずは、暮らしを客観的に見つめることから始めましょう。

ルール1:目的を明確にする!

収納用品を買ったからといって、ものが収まるとは限りません。収納用品を増やしたために、かえって持ち物が増えるきっかけとなったり、部屋が狭くなるなど逆効果になることもあるのです。

何も置いてない場所があるとスペースが無駄だと思っていませんか?空間には余白が必要。ゆとりをどう演出するかは収納スペースにも大事なことです。
まずは目的を明確にしましょう。何を収めるために収納用品を買おうと思っているのか。部屋のどこに、あるいは押入や物入れのどの部分に置いたらよいのか。以下の3点がポイントです。

・What 何を収めるのか
・Where どこに置くのか
・How どのように使うのか、見た目はどうするのか
スペースが空いていて勿体ないから其処に何かしまえるようにしたい、という考え方がもっとも危険です。こうした発想で収納用品を買ってしまうと、確実にものが増えます。やがて、ものが増えたら収納用品を買い足す。さらに、ものが増えるという悪循環に陥ることになりかねません。

空いているスペースを無理に埋める必要はありません。将来のために、そのまま残しておく方が得策ということもあるのです。

収納は、衝動的にアクションを起こさないようにしましょう。
さらに次のルールも重要です。
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