ふたりに「コレは要らない」宣言
おとなふたりの生活は自分の好みもリズムも確立しているから、お互いに歩み寄って調整しながら暮らしを刻んでいくことになります。それって私の趣味じゃないわ!ふたりの考え方や目標をよーく話し合いましょう。 |
最初のうちは何となく許せていたことが、積もり積もって不満爆発なんてことにならないように、モノの量や管理の方法を決めておきましょう。でも、暮らし始めた当初は、ルールを作ると言ってもピンとこないものです。
まず基本は、ひとり暮らしのルールと同じ。ふたりの暮らしに必要なモノの量は、家に造り付けられた収納スペースにあわせてコントロールします。
但し、暮らしているうちにモノの数は次第に増えていくのが現実。モノが増えれば、それをしまうための収納用品、収納家具を買いたくなるはず。そうなった時が基準の決め時です。
例えば、食器は日常使いから来客用、そしてコレクション的なモノまで、そのこだわりの範囲はどこまでも広がってしまいやすいものです。だからこそ食器のための収納家具を買ってしまうと、そのスペースの分だけ食器が増え続けることになります。
そこで、ふたり暮らしをスタートする時には、あえて「これは要らない」ときっぱり意志を固めておきましょう。もちろんスペースに余裕があって我慢しなくてもよいのなら、食器集めは楽しみたいところ。それにしても、お互いが納得して永く付き合えるような家具に出会えるまで、じっくりと構えることが肝心です。
食器棚は要らない!
食器は、キッチンに備え付けてある引出しと吊り戸棚に入る数だけと決める。クニエダヤスエさんによれば基本は5ピース。ディナー皿、サラダ皿、デザート皿、シリアルボウル、マグカップ。参考商品 |
キッチンの戸棚の中に棚板を増やして、棚と棚の間隔を狭めるだけでも収納量は増えるものです。また、コの字ラックやハンギングバスケットを使えば、無駄に空きがちなスペースにも食器が置けます。さらに、お皿立てやハンドル付きの収納ケースなど100円商品でも上手に活用すれば、高い位置にある棚でも中身が見えるから出し入れがしやすいです。
食器の中でも朝食やティータイムに使うモノだけをセットにして、いつでも食卓に備えておくという方法もあります。しかも簡単に作れる卓上の食器ラックにすれば、不用になったら解体しても良いですし、レターラックに転用する事も可能です。
ここでご紹介した収納法は、気に入った食器棚を手に入れる迄のつなぎの手段として使っても良いでしょう。あるいは、転勤が多い家庭にとっても役立つ考え方ですし、すぐに実践できる収納法です。
▼関連リンク
ひとり暮らしで築いた「コレは要らない」宣言は末永く活きる考え方です。
家族が増えてお子さんとの暮らしが始まったら、コレは要らない主義を極めることに。
同じタイプの収納ケースで揃えれば100円グッズでも食器棚代わりに使えます。【All About 収納】
卓上に揃えておきたい食器も100円商品のパーツを使って手作りラックは如何でしょう。【All About 収納】