いったい居心地の良い部屋って何だったのか? その原点を見失ってしまいます。
何だか部屋がすっきりしていない、片付かないといった居心地の悪さを感じる主な原因は、部屋づくりのためにと思って家具に頼ってしまうことだったりするのです。
心から大切に思える家具とかモノに出会えるまで、決して妥協をしない「コレは要らない」宣言をして潔く暮らすことをお薦めします。
ひとり暮らしの城を守る
憧れのひとり暮らし。夢は膨らむばかり...。 |
でも、ちょっと待って。最初の1、2年は良いのです。そのうちモノが増えて、自分の居場所が次第に狭まってしまうのも、ひとり暮らしの悩みのタネ。 そうならないためには、暮らしはじめの心構えが大切。
張り切って何もかも揃えてしまわずに、本当に今の生活に必要なモノだけでスタートして、徐々にモノを加えていきましょう。
収納に必要かもしれない家具にしても、それが無かったら暮らせないの? と自問自答しながら、気を引き締めて部屋づくりにとりかかりたいものです。
その考え方の基本は「ひとりならコレは要らない」宣言です。
ふたりで暮らしを考える
何が欲しい?ではなく。買わないモノを決めましょ。 |
食器も服も靴も何から何までふたり分。軽くそう思っていると、ふたりで持ち寄ったモノの多さに驚かされることでしょう。おまけにふたりの好みが違っていたとしたら、何をどうやって取捨選択するのか迷うはず。
さらにそこへ、お祝いに頂いた品々や、ふたりが別々に出席した披露宴の引き出物まで加わって、使わないままお蔵入りの品になってしまったり。
それだけには止まらず、食器もふたり分だけで充分と思いながらも、来客用のティーセットやお皿が増えていったり、服や靴、本や雑誌もそれぞれが買い足していくと、みるみるうちにモノの量が膨れ上がります。
こんなはずでは……と嘆きながら、予想以上のモノと格闘しながらのふたり暮らし。楽しいはずがトホホにならないように、ふたりには共通のポリシーが必要です。
そのポリシーのベースは「ふたりにコレは要らない」宣言です。
小さなお子さんとオシャレに暮らす
そろそろキャラクター商品を欲しがる時期。となると大人っぽいインテリアは無理? |
家族が増えればモノも増えます。子どもが成長すれば、やがて自分でモノを管理できるようになるものの、それまでの間は両親が率先してお子さんに対してお片づけのトレーニングをすることになります。ということは、小さなお子さんも一緒にできる程度の片付けやすい方法を工夫したいところ。
そして、小さなお子さんにとっては家のあちこちすべてが遊び場。子ども部屋があっても子育ては食堂や居間が中心です。そうなると、おもちゃ箱や絵本棚などカラフルで賑やかな持ち物によって部屋のイメージが一変します。
小さなお子さんが、子供専用の家具を使って過ごすのは短期間に限られます。小学校に入学したら、みるみるうちに身体も遊びも成長をとげて、子供用の家具ではまかなえなくなることに。
そんな成長を見越した上で、シンプルで永く使える家具を活用して暮らす方が合理的。そんな考え方の基本は「小さなお子さんとの暮らしにコレは要らない」宣言です。