神経質になる必要はないけれど小さな「んーどうして?」でも見逃さない。 |
だからといって、1列、2列と並べて仕舞うと、1枚だけ取り出したいのに両隣のモノまで一緒に浮き上がってきてしまう事ってありませんか?
こんな些細な事で、立てて仕舞う作法に嫌気がさすことだってあるのです。私に限ってソンナ事はあり得ないと思いがちですが、そんなあなたこそ挫折のきっかけを理解してあげましょう。
デキル人ほど見落とすもの
引き出しに立てて仕舞う事による成果は明白。誰が見ても引き出し内には見事な秩序が生まれて、これぞ整理整頓の見本といった充実感が得られます。それは、積み重ねて仕舞っていた過去の忌々しさとは比較にならないはず。引き出しを開ければ何処に何があるかパっと見分けがつく、コレゾお着替えタイムの合理化ワザ。なのですが残念ながら、そこには落とし穴が。
それは、1枚だけをサクっと取り出せないこと。1枚取り出す度に1枚仕舞うために秩序が乱れてしまって、「あーもういいわ立てて仕舞うなんて!」と諦めてしまうケースだってあるのです。
「そんなことないワ」丁寧に扱えばあり得ないでしょ。そう言いたいところでしょうけれど、「そんなこと」を些細なことと軽視してしまうと秩序キープを阻む原因が見えなくなることに。この落とし穴は、整理整頓上手さんほど見落としがち。
何故できないの?と怒る前に
並べ方のイメージは田の字です。 |
つまり整理収納法は、いつ誰がどうやっても秩序をキープできるような方法であること。
そこで考案したのが市松並べ。これまで1列に10枚並べていたところを、揃える向きをタテヨコに入れ替えて交互に並べるだけ。こうすれば、1枚の取り出しズレを修正するのは簡単。乱れを直すための手間は半分もしくは、それ以下に減るのです。選択した衣類を仕舞う際にも、整列させる手間がグーンと短縮されます。
とうわけで、こんな僅かな工夫は上手くいかない事が理解できてこそ生まれるもの。これならお子さんも、彼もご主人も、きっと継続できるはず。衣替えのこの季節に田の字収納をお試しください。
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立てて仕舞うための準備は、シャツをたたむアノ裏技と小道具から。 【All About 収納】