不動産は早いモノ勝ち?

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早いモノ勝ちならばわかりやすいのに
素人にはわかりづらい不動産のシステム。「私、買います!」と意思表示した順番で、必ずしも交渉権の優先順位が決まるというわけではないようです。

不動産・住宅情報ポータルサイト「HOME'S」を運営する株式会社ネクスト(以下、HOME'S)によると「売り出し中の不動産物件を購入したいと思った人が(同時期に)数人いた場合、一番優先されるべきものは"真剣度"です」とのこと。真剣度とは、何か抽象的な感じがしますが、具体的には「買い付け証明書という購入意思を明示する書面に、一番はじめにサインした人」となるそうです。

ということは、気に入った物件があれば一目散にダッシュ&サインすればいいということになるのでしょうか。

「残念ながら買い付け証明書は、契約行為ではありません。ただ、『売り出し価格に対して、いくらで購入する意思があるのか』、『自己資金と住宅ローンの内訳はいくらか』、『いつまでに契約をし(手付金を支払い)、いつまでに引渡し(残金を支払えるか)に応じられるか』など、具体的な購入条件を明示するものです。売主側の判断材料の肝になるものといえます」(HOME'S)

交渉権を得られるのは、こんな人!

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売り主さんの条件にあわせなければ……。
買い付け証明書に一番にサインをした人が優先だけど、それは厳密には契約行為でないので……、となると?

「購入希望者が複数いる場合、一番手に必ず優先交渉権があるとは限らないのです。例えば、二番手以降の購入希望条件が一番手より勝る場合には、一番手の購入希望者に対して条件の見直しを提示し、応じられない場合には二番手以降の購入希望者に優先交渉権が移行するというのが慣例です」

では、良い条件とは例えばどんな条件を指すのでしょうか。

「ズバリ、売り主側にとって最強の条件を出した人。すなわち『売り出し価格の額面どおり、自己資金で売り主の引渡し希望に応じられる人』ということになります」(HOME'S

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