毎日、入れ替わり立ち替わり人が訪れる不動産物件。「やっと出会ったこの物件!」と思いきや、そこに“先約”というライバルがいたなんて経験ありませんか?

契約は早いもの順と思われがちな不動産ですが、そもそも“一番手”って、誰がどうやって決めているのでしょう。

あなたが売るっていうから、わたしも買いたかったのに!

新生活、引越し、新居
一生この地で過ごそうと決意したのに……。
都内に在住のHさん一家。伝統校が立ち並ぶ自然に恵まれた文教地区で、夫婦2人と子ども2人で暮らしていました。「私たちは、ずっと賃貸がいいの」が口癖だったHさんだったのですが、月々に支払う家賃の高さに閉口ぎみ。そんな矢先、Hさんの上階にある部屋が売り出されることになり、興味半分、家族で内覧することにしました。

 

H
新生活、引越し、カップル
はじめての不動産購入。グレーなことが多すぎる
さんの住むマンションは、分譲用の物件。借りていた部屋は、その物件のオーナーが賃貸として貸し出していたものでした。冗談半分だった心もしだいに揺れ動き、ついに「前言撤回!」 数時間後には、物件を買うことで夫婦が一致。すぐに不動産屋に連絡を入れました。すると、「すみません、先約がいるので」。

「それなら内覧のときに言ってくれれば、こちらも買う気にならなかったのに……。それとも、タッチの差だったの?」と訝しがるHさん。


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