雨だからって乾燥をあきらめないで!
雨が降っているから、天気のいい日に日干しをしよう!なんて、荷物がぬれたままになるのは仕方ないとあきらめてはいませんか?梅雨の時期に晴天はいつ来るのか……。晴天を待っている間にも、カビの足音が忍び寄ってきそう。とりあえず家にある電化製品を駆使して、来るべき晴天に備え湿気をできるだけカットしておきましょう。
■傘を乾かそう!
雨の日の困りモノが傘。びしょびしょの傘は翌日どころか、雨があがるまでぬれたまま放置される可能性も。玄関の壁や床はぬれるし、靴にも水滴がしたたり落ちることもありとても不快にさせられます。
びしょびしょの傘が玄関にあるだけで湿度が上昇しそう |
手っ取り早くドライヤー……?でもあくまでも最後の手段でね! |
ぬれた傘は乾いた布で水分をふき取ってみましょう。傘たてから水がもれず玄関がとても快適。ぬれた傘をドライヤーでかわかす、という声もありますが、「ここ一番では有効な手段なのですが、熱はあまりかけすぎますと移行昇華といいまして色移りを生じる恐れがあります。あくまでも、奥の手、秘技とお考えいただく方が良いかと」(宮竹氏/心斎橋みや竹)とのこと。
ものを乾かすのなら熱が必要と思われがちですが、扇風機も効果的です。 |
■衣類、バッグもご用心
ダンボール箱に梱包されたままの衣類やバッグも注意が肝心。すぐにダンボール箱を開けて”湿気+蒸らす”という最悪の事態から解放してあげましょう。
家中が引越し後の荷物で引っくり返ってる時ではありますが、デリケートな革製品やウールなどは外に出して扇風機とエアコンの除湿などを使い、応急的にでも乾かす努力を。クリーニングから戻ってきた衣類もビニールカバーを取り外すことをお忘れなく。
押入れは伏魔殿。天気のいい日には換気を心がけてみましょう! |
雨の日の湿気に大いに影響されるのが布団。厚手の布団に触ると、冷たく水分を含んだような感触が。布団乾燥機をお持ちの場合は、布団を乾燥させて熱気を取り去ってから収納しましょう。
■ぬれた皮靴
まずは表面の汚れや水分を布で軽くふき取ります。その後、新聞紙をまるめて靴の中に入れ、水分を取りましょう。靴用の除湿剤も数百円で手に入るよう。高価な革靴が台無しになるこを考えれば利用しない手はないかも。
雨天続きの今だから、収納にもひと工夫
とはいえ、外気も室内も湿気を含んでいる梅雨の季節、収納法も考えなくては。
とりあえず衣類をタンスに詰め込んで!は危険。タンスの一番下は湿気がいっぱい。ひんぱんに着ることのない、厚手のものをここに収納するのはNG。湿気を含みにくい軽い衣類が適している場所といえそうです。
湿気がこもりやすい下駄箱や押入れでは、乾燥剤や除湿剤を使用するのも手。また、スノコを活用する、ものを詰め込みすぎない、布団をたてていれるなど通気性を考えた収納法でカビの発生を防ぎましょう。