どんな人が住んでいるのか、知りたいような、関わりたくないような……。 |
引越し挨拶に行きたくないこれだけの理由
挨拶に行きたくない理由は人それぞれ。そこにはどんな理由が隠されているのでしょう。■単身者用マンションにお住まいのK氏(20代)
ドアを開けてもらうだけなのに、結構緊張するものです。 |
このマンションに住んでいる人は単身者ばかり。せっかくくつろいでいる休みの日に挨拶に行くのも悪いし、もしそこが女性のお宅だったら見知らぬ男性をみてびっくりされるかもしれません。このマンションでは近所づきあいなんてないし、何か問題があったら直接管理会社に問い合わせるだけなので必要性を感じていません。
■都内のマンションにお住まいのAさん(30代)
こんなに近くに住んでいても心は遠い? |
このマンションは住居用に建てられたものなのですが、都会のど真ん中ということもあり、事務所として利用されている方も多いのです。お互い廊下やエレベーターであっても会釈すら交わしません。干渉し合わないのが一番、変に引越し挨拶なんていったら、逆にこの環境で浮いてしまいそうなので……。
■公団住宅にお住まいのMさん(40代)
ここは、賃貸の公団住宅(敷金の返還率がとても高い)のためか短期間の利用者も多いようです。うちも住み替え先を見つける間、2~3ヶ月だけここに住むつもりです。だから最初から引越し挨拶には消極的でした。それでも下と両隣の方には挨拶に行きましたよ。でもその時家にいたのは右隣の奥さんだけ。それ以外のお宅は不在だったので、郵便受けに挨拶品(タオル)とメッセージを入れて帰ってきちゃいました。
■一軒家にお住まいのOさん(30代)
一軒家に引っ越すことになりました。ご近所の方は古くからそこに住まれているような年配の方が多くいらっしゃるのです。うちはかなり若い部類。上から下まで見られている感じがして、近所挨拶を考えただけでも気持ちがブルーになりそうでした。でも行かないとあとあと何か言われそうなので、休日に夫を連れて挨拶まわりをすることにしました。
みんなどうしてるんだろう?
考えただけでも憂鬱。みんなどうしているのかしら? |
また別の統計では挨拶をしないと答えた方は20数パーセント。この数字には挨拶を敬遠しがちな単身者も含まれています。それを考慮すれば家族連れで引越し挨拶をしない方は非常に低いといわざるを得ません。
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