通常の赤字をこの時期埋める?
ガイド:えっ、でもお役所から上限が決められていたはずですが?山上氏:その通りです。でも国土交通省が定めている割り増しの上限(2割)は、運賃部分に関しての規定なんです。
ご存知の通り、引越し料金は運賃以外にも「荷造り、荷役料金」「養生代金」「資材代」なども含まれています。で、ここがポイントなんですが、運賃以外には上限が定められていないのです。
ガイド:
パチパチ。「驚かないでくださいよ~。この時期料金はこれ位になります。」 |
山上氏:ご想像通り、上限のないところでうんと割り増して…、ということです。総額として通常期の2倍は覚悟していた方がいいでしょう。
ガイド:そんなことを聞いたら、意地でも3月に引越したくなくなりました。
山上氏:なんか衝撃を与えすぎてしまったみたいですが、本音を言えば通常期の引越し料金が安すぎるのです。赤字も覚悟でやっています。
今年は特に「排ガス規制」やら「原油価格の高騰」やらで運送業界全体が大打撃を被っています。経営不振に陥ったケースもあります。だから、このマイナスを繁忙期に取り返したいと思ってもなんの不思議はありません。
3月に引越すあなたへ、これだけは!
ガイド:3月に引っ越す人にはこれがポイント! |
まあこんな時期ではありますが、多くの方が引越されるので、最後になにか3月の引越しを乗り越えるコツをいただけたらと思います。
山上氏:はっきり言えば、
(1)午後の便は価格が安いが夜を覚悟して頼むべし
(2)作業の質には期待するなかれ。保障の対応を確認すべし
(3)営業マンの自慢は聞き流せ。実際はたいしたこと無い
(4)5社以上呼ぶな。たいして変わらない。時間の無駄
ですね。
ガイド:なるほど、分かりやすいっ!特に(2)はこの時期、とても重要なことですね!どうも言いにくいことをありがとうございました。
3月、最も込みそうなのは日にちはここだ! |
ちなみに山上氏の情報によると最も忙しいのが3月24日(土)、25日(日)及び31日(土)、4月1日(日)とのことです。