一人暮らし/一人暮らしの収納術

一人暮らしの収納を考える2?スペース作り(2ページ目)

『一人暮らしの収納を考える1?分類する』に引き続き、分類したモノをしまうスペースをどう使いこなすか、スペースが足りないときはどう作るかについて考えます。そのポイントは“仕切る”こと!

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

収納スペースを使いこなす

いくら広い収納スペースでも、ただモノを並べるだけでは、すぐにいっぱいになってしまいます。無駄なく使いこなすためには、工夫が必要です。私はこれが下手くそなので、広い収納があっても、すぐにいっぱいになり、使いにくくなっていました。 ポイントは、分類ごとに細かくスペースを“仕切る”ことです。収納スペースを見たとき、ぎっしり入っているようでも、高さのある引き出しでは上に余裕があったり、中途半端に隙間があったりすることがあります。

● 仕切る

炭入り 下着収納ケース
炭入り 下着収納ケース \780
下着や靴下といった細かいものは仕切りをつけてしまうようにします。便利なグッズもありますが、サイズが合わない場合は、自分で作ってみるのも◎。
例えば、キッチンの小さめな引き出し。おたまやフライ返しなど、細々としたキッチンツールを入れるのに便利ですが、ただジャラジャラとそこに並べるだけでは使いにくいだけです。そこで、仕切る。

引き出しの中に箱などの容器を入れて、用途や形、使用頻度ごとに分類して入れていくことを考えます。箱はちょうどいいサイズであれば、食品などが入っていた空き箱でもいいですが、キッチン周りは水気が気になります。100円ショップなどで見つかる引き出し用のプラスチックケースの方が汚れも簡単に落とすことができます。キッチンの引き出しだけに限らず、洋服を入れるクリアケースなども仕切りを入れると、使いやすくなることがあります。特に細かい下着などは引き出しにそのまま入れると、ぐちゃぐちゃになってしまいやすいので、写真のような区分けのあるケースが便利です。

また、高さがある引き出しの場合、箱をふたつ重ねて置き、二段に仕切るのもおすすめ。上によく使うもの、下はそれよりも使用頻度が低いものだといいでしょう。

● 棚や引き出しをつける・置く

ツインスリム引出し 底敷付
ツインスリム引出し 底敷付 \3,680
キッチン下の収納も、棚や引き出しをつけずに使おうとすると、ごちゃごちゃとしてモノが入りにくくなります。上部の空間を無駄にしないように縦置きできないか、考えてみるのもおすすめ。
例えば、一人暮らしの部屋によくあるカラーボックス。それにぴったりと合った大きさのモノを入れるのには便利ですが、細々したものをしまおうとすると、高さや幅、前面に扉や引き出しがないことに使いにくさを感じます。

カラーボックスも棚ですが、細かいものをしまうときには、その中にさらに小さな棚や引き出しをつけたり、入れたりすると使いやすくなることがあります。また箱を入れるだけでも、すぐに手前に引っ張り出せるので、奥にしまったものが取り出しやすくなります。

● 吊るす

ハンドバッグ収納ラック
ハンドバッグ収納ラック  \1,280
バッグや帽子、靴などは形もマチマチで、数も多く、収納しにくいものですが、吊るしてしまうと省スペース。型崩れも防げます。
例えば、押入の中など、床にはモノがたくさん並んでいるのに、天井に近い方には空間が余っていることがあります。そういう場所には突っ張り棒や突っ張り棚を使って、上からモノを吊るしたり、乗せたりことを考えると、スペースが無駄なく使えます。耐荷重に注意する必要がありますが、最近はかなりの重さに耐えうる商品もあるようです。

吊るせるのはハンガーに掛けた洋服だけではなく、写真のような収納ケースを使って、バッグや帽子、靴などをしまうのもおすすめです。


次のページでは、今ある収納スペースだけでは足りなかったとき、どんな場所にどんなふうに作るかを考えます。>>次のページへ
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