収納下手がお届けする収納の考察。決して洗練された方法ではないかもしれませんが、悪戦苦闘しながら収納の整理に取り組んできた道のりをご紹介します。 |
最初のポイントは『分類する』ことだとお伝えしましたが、今回はその分類したモノをしまうスペースをどうやって使いこなすか、またスペースが足りないときはどう作るかについてお届けします。
ちなみに、前回も言いましたが、私、収納がとても苦手です。苦手な私が悪戦苦闘してきた道のりだからこそ、同じような悩みを抱える方にわかりやすいのではないかと思い、この記事を書き始めました。決して洗練された方法ではないかもしれませんが、にっちもさっちもいかず、頭を抱えている方にとって、ほんの少しでも参考になれば幸いです。
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■ あなたの部屋に収納はどのくらいある?
■ 収納スペースを把握しよう
■ 収納スペースを使いこなす
■ 収納スペースを作る
■ 使いやすい収納スペースを作るプチテクニック
あなたの部屋に収納はどのくらいある?
いくら収納スペースが広くても、むやみやたらと並べているだけでは、すぐに使いにくくなってしまいます。 |
…ちなみに、これ、私のことです。私が初めて住んだ一人暮らしの部屋は、しっかり一間分の押入があり、その上に天袋までありました。キッチンも水周りの下と上に作りつけの棚があり、さらに部屋に余裕があったので、大きな食器棚まで置いていました。これだけあれば、一人暮らしには充分なはず…。それなのに、私はちっとも使いこなせていませんでした。
その理由は、今なら、よくわかっています。最初からある収納スペースを仕切りなどせず、そのまま使おうとしたからです。しかも、用途や使用頻度、形など無視して、使いやすい場所にどんどんと置いていったから。そりゃあ、すぐに使いにくくなります。
収納スペースを把握しよう
どこに、どれくらいのスペースの収納があるのか、またスペースを作る場所はないか。違った角度から見直すと、新たなスペースも見えてくるかもしれません。 |
例えば、キッチンなら、水周りの下に開き戸と引き出し、上には吊り戸棚。また、小さな食器棚もある…といったように、どこにどのくらいの容量があるかを自分の目でしっかりと確認します。現在すでにモノが入っているなら、収納スペースとして使える空間が余っていないかといった視点で見ていくことが大事です。
また、「ガス周りの壁に吸盤をつけて、おたまなどの調理器具を吊るしておくと便利かな…」などと、スペースを広げられそうなところに目星をつけておくのもいいでしょう。冷蔵庫の上や、吊り戸棚の下なども、使い方によっては便利なスペースとなります。
次のページでは、すでにある収納スペースを有効に使いこなす方法について考えていきます。>>次のページへ