一人暮らしのための年賀状の手引き

今年も押し迫ってきました。来年は『丑年』。年越しの準備はもう始めていますか。

今年も終わりが近づいてきました。「そろそろ年賀状を用意しなくちゃ」と慌てる頃。一方で「一人暮らしだし、年賀状なんて面倒だからいいや」と思っている人もいるかもしれません。

でも、一人暮らしを始めると、住んでいた土地や環境から離れて、これまでの付き合いが疎遠になっていることもあるのではないでしょうか。そういう人こそ、年賀状くらいはちゃんと出しておきたいもの。

そこで今回は、“一人暮らし”のための年賀状の出し方やマナー、考え方についてお届けします。

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■　年賀状、出してますか？
■　「年賀状だけの付き合い」って必要？
■　引っ越したことを知らせよう
■　実家に届いてしまったら…
■　年末年始、家族に会いにいかれないなら…

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年賀状、出してますか？

出すのが面倒…。その気持ちはよくわかりますが、出さないことでくれぐれも失礼のないように。

あなたは年賀状を出していますか。最近は「どうせ形式だけだし」「すぐに顔を合わせるんだし」「メールの方が手軽だし」と年賀状を出さない人も増えているようですが、自分に一枚も届かないと、これが案外寂しかったり…。

古くから日本では、お正月というのは何よりも特別な行事。年賀状は本来訪問して行っていた年始のあいさつに変わるものとして、郵便事情が発達する中、次第に習慣化されるようになりました。

友人同士のやりとりならお互いの関係性で出したり出さなかったりできると思いますが、社会人ともなると、マナーとして年賀状を出さざるをえないこともあります。また、一人暮らしでは気にしないことも多いかもしれませんが、親戚との付き合いも出さないことが失礼にあたる場合もあります。自分は出したくないと思っていても、周りの状況から判断することも大切です。

「年賀状だけの付き合い」って必要？

年賀状に書かれた住所や電話番号、メールアドレスが久しぶりの交友を復活させるきっかけになることも。

ずっと年賀状以外での連絡も取り合わない友人・知人との関係を「年賀状だけの付き合い」といいます。毎年年賀状を出す時期になると、「もう何年も会っていないけれど、今年はどうしようか」と悩むところ。

確かに面倒な年賀状が一枚でも減らせれば助かるし、ちょっとケチくさいけれども、一枚でも減らせれば節約だってできます。ただ、今はとても忙しくて、そんな付き合いがなくても何の問題もないと思うかもしれません。でも、まだまだ先のある将来、転職をしたり、結婚をしたりしてライフスタイルが変わることもあるでしょう。そんなとき、ふと「あの人に会いたい」「あの人に話を聞いてみたい」と思うことがあるかもしれません。

そんなとき、もう一度連絡を取ることができるのは年賀状があってこそ。いつつながるかわからない小さな縁、大切にすることで未来が開けるかもしれませんよ。


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