もっともらしさに騙されるな! 点検(かたり)商法

本当に必要?
きちんとした格好に丁寧な口調。思わず信じてしまいそうになりますが、すぐに契約や支払をしては絶対にダメです。
前のページで私が経験した訪問販売というのが、いわゆる点検(かたり)商法と呼ばれる手口。もっともらしく公的機関などから依頼されたふりをして、物を買わせたり、金銭を要求したりします。一人暮らしを始めたばかり、新しい部屋に引っ越したばかりといったときには、特に注意が必要です。

電気・水道・ガスや電話、役所、管理会社などによる設備の点検のふりをして、電気器具や浄水器、消火器や電話機などを買わせたり、それらの料金徴収のふりをしてお金を請求してくることもあります。また、「消火器や火災警報器などは設置が義務づけられている」などと偽って、商品を買わせることもあるようです。

通常、そういった設備の点検などがある場合は事前に連絡がありますので、突然の来訪者を部屋に通す必要はありません。万が一本当だったとしても、きちんと確認をしてから、改めて来てもらうようにすれば問題ありません。

強引さに負けるな! 新聞購読の契約

新聞
あとで面倒なことになりたくなければ、商品などにつられないように。必要なければ、はっきり断りましょう。
点検商法のように最初から騙して商品を買わせるというわけではありませんが、新聞契約の勧誘もトラブルになることも多いようです。実際に私も何度か対応したことがありますが、「どちら様ですか?」と聞いても、わざと聞こえないようにしてモゴモゴと答えて、ドアを開けさせるように仕向けられたり、ドア越しに「必要ありません」と答えたら、ドアを蹴飛ばされたこともありました。

中には、洗剤やビール券などの景品を無理やり渡して、「受け取ったんだから、契約したことになる」と言われたり、「結構です」という言葉を「NO」ではないとして契約してしまうというケースもあるので、注意しましょう。必要ないのであれば、「必要ありません」と、はっきりと断ること。また、本当に新聞を取りたいときは、本社か販売所に連絡する方が安心です。

訪問販売対策と、その断り方

断る
はっきり断らないと、何度も何度も訪ねてくることも。断りの言葉は言いにくいかもしれませんが、のちのち嫌な思いをしないためにも、きっぱりと。
● 知らない相手にドアを開けない
訪問販売だけでなく、様々な防犯対策として、知らない相手にはドアを開けないこと。

必ずドアスコープで確認し、開けるときもまずはチェーンをつけたままで対応しましょう。部屋に通してしまえば、それだけで個人情報を見られてしまうことにもなります。

ガイド記事「一人暮らしの防犯常識チェック」でも解説しましたが、居留守を使ってしまうのもひとつの手です。宅急便などのふりをして、ドアを開けさせる訪問販売もあるそうです。宅急便なども事前に到着することがわかっていないものに対しては、改めて時間指定の再配達をしてもらった方が安心です。

● 必要ないなら、とにかくハッキリ、キッパリ断る
悪質な訪問販売は、優柔不断な態度につけこんできます。大きな声を出されたり、脅迫めいたことを言われても、要らないものは、「要りません」「必要ありません」と言いましょう。「結構です」という言葉を了承したと受け取って、商品を勝手に送りつけてきたりすることもあります。

恐いからといって契約してしまったり、はっきりと「NO」と言わなかったりすると、「この家はもっと買わせることができるかもしれない」と思われて、その後訪問販売のターゲットにされることもあるようですので、注意してください。


次のページでは、引き続き、訪問販売対策と、その断り方をお届けします。また、万が一購入してしまったときの行動も。>>次のページへ