一人暮らし/一人暮らしの防犯・防災

一人暮らしの地震対策

最近日本を含めた世界各地で大規模な地震がおいています。一人暮らしでは自分の身を守るのは自分です。だからこそ、いざというときの備えが大切。一人暮らしのための地震の対策と対応を紹介します。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

地震
最近頻繁に起こっている地震の報道を見て、「次は自分の住む地域?」と不安を覚えている人も多いのではないでしょうか?
昨年来、日本を含め、世界各地で大きな地震があり、多くの方が被害に見舞われました。今年3月に地震調査研究推進本部が公表した地震予測では、30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率が26%以上とされたのがなんと24都道府県も。どこに住んでいても決して安心することはできません。

一人暮らしでは、自分の身を守るのは自分しかいません。だからこそ、いざというときの備えが大切。一人暮らしのための地震の対策と対応を紹介します。

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■ 非常持ち出し袋を用意しよう
■ 賃貸住宅でできる転倒・落下などの地震対策
■ 「あ! 地震!」とっさのときの行動をもう一度確認
■ 家族との連絡方法、お互いに把握している?


非常持ち出し袋を用意しよう

非常持ち出し袋
こちらは実際に私がベッドの下に用意している非常持ち出し袋。足りないと思われるものもありますが、一人ということを考えて、すぐに持って出られることを目安にしました。
あなたの部屋には非常持ち出し袋を用意してありますか? ご存知のとおり、食料や水、ラジオや薬など、非常時の生活で必要なものを入れておき、逃げるときに持っていくものです。

かく言う私もつい先日まで用意はしていませんでしたが、このところの地震の多さに不安を感じ、万が一の場合にぱっと手にとって逃げられるようベッドの下に常備しました。中身は決して完全とは言えませんが、救助が来るまでの数日間、自分ひとりが生きていけるだけのものは揃えたつもりです。

実際に被災してしまったときに必要なものはたくさんあるとは思いますが、一人暮らしで全てを用意しておくのは容易ではありませんし、持ち出せない重さになってしまったら元も子もありません。まずは最低限のものを考えておいた方がいいのではないでしょうか。

● 一人暮らしの非常持ち出し袋チェックシート
非常食 水や火を遣わなくていい食べ物。乾パン、缶詰などが定番ですが、カロリーメイトのような栄養補助食や、ゼリー状飲料などなら、その後非常食として使わなかった場合も食べやすい。数ヶ月に一度賞味期限を確認してください。
一人1日2~3リットル程度が目安。一般的に配給が来る3日分(6~9リットル)と言われていますが、持ち出せる量を考えて用意することをおすすめします。数ヶ月に一度賞味期限を確認してください。
軍手  
懐中電灯 一年に一度は電池の残量を確認してください。
ラジオ 一年に一度は電池の残量を確認してください。
ろうそく・ライター(マッチ)  
衣類 冬場は防寒具にもなります。下着も何枚か入れておくと便利。
崩れてきたものやガラスなどを踏んで足を怪我しないためにも、ぜひ用意しておきましょう。
救急用品 急な病気や怪我の備えと対応」で紹介したような救急箱があれば安心です。常用している薬がある人は必ず入れておきましょう。
ビニール袋 防寒具やシート代わりにもなります。
雨具  
タオル  
ナイフ 様々な機能のついたものがあると便利です。
携帯電話 持ち出し袋の中に入れておくのは難しいかもしれませんが、手元に届くところにおいておくことをおすすめします。
現金 公衆電話から連絡するために小銭も用意しておきましょう。
   
   
   
   

その他、必要に応じてめがねやコンタクトレンズ、通帳や印鑑などの貴重品、女性なら生理用品などがあると、いざというときに役立ちます。


次のページでは、部屋の地震対策やとっさの行動について考えます。あなたは地震が起きた瞬間どういう行動をしますか?>>次のページへ
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