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全部クリーニング屋さんに出さなくちゃダメ? 冬物衣類を自分で洗濯してみよう(2ページ目)

冬物の洋服は繊細な素材が多く、自分で洗うのはためらわれます。でも、全部クリーニングに出すと、お金も時間も大変! 洗濯表示や洗濯できるものの見分け方、洗濯方法を紹介します。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

● 自分で洗えるかどうかをチェックする ●
 
ドライクリーニングや水洗い不可のマークがついていても、自分で洗うことができるものもあります。5つのチェックポイントで判断しましょう。
 
1. に×がついていない
(洗濯機または手洗いで):この2つのマークは「水洗いができる」ことを示しています。×がついていなければ、自分で洗濯ができます。

2. シルク、レーヨン、キュプラ、アセテートが素材に含まれている
×:これらの素材は水にぬらすだけで縮む性質があるので、自分で洗わない方が無難です。

3. しわ加工、刺繍やレースがついている
×:しわ加工は水につけると加工がとれてしまうことがあります。刺繍やレースは糸だけが縮むことがあるので、自分で洗うのはおすすめできません。

4. モヘアやアンゴラなどの毛足の長い素材、ラメ糸が使われている
(つけ置き洗いで):毛足の長い素材は毛が抜けやすく水洗いは難しい場合もありますが、洗い方によっては自分でも可能です。ラメ糸も伸びたり切れたりしやすいですが、自分で洗えないわけではありません。

5. スーツ、コート、ジャケット、ネクタイなどで、芯地を多く使っている
×:型くずれしやすいため、クリーニングに出すことをおすすめします。ただし、ダウンや本皮、フェイクレザーのジャケットは洗い方によっては可能です。ダウンは手洗いで、本皮やフェイクレザーはふき洗いで。
 
● 洗濯の下準備をしよう ●
 
洗濯をする前に下準備をきちんとすることが大切です。ここで面倒がらないことが汚れの落ち具合をぐんと変え、衣類を守ることにつながります。
 
- 襟や袖口の皮脂汚れの処理 -
一度洗っただけではなかなか落ちない襟や袖口などの皮脂汚れには、中性洗剤の原液を少量つけて、指の腹で軽く叩いておきましょう

- 食べこぼしなどのしみ汚れの処理 -
汚れにじかに酸素系洗剤を塗ります。放置せずに、すぐに手洗いまたは洗濯機洗いを始めましょう。

- 色落ちのチェック -
濃い色や柄物の場合、洗濯の前に色落ちのチェックをしておきましょう。洗剤の原液を目立たないところに少しつけ、数分後に白い布で軽く叩いたときに布に色がつかなければ大丈夫です。
べったりと色落ちするような衣類は、少しぬらしただけでも色むらが出る可能性が大きいので、自分で洗うのはやめましょう。うっすらと色落ちする程度なら、色むらの心配はほとんどありません。ただし、色移りを避けるために単独で洗いましょう。
 
(洗濯表示の見方)   (洗濯実践編)
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