部屋に通されたら
■和室の場合
持ってきたかばんなどは、和室の時は座布団の脇、洋室はソファの横、もしくは足元に置きます。 |
畳のヘリを踏まないように注意。また、すすめられるまでは座布団に座らないようにします。あいさつはもちろん正座。指をそろえて両手で山形を作り、頭と背筋をピーンと伸ばしまま深くお辞儀をします。
・手みやげを渡すタイミング
部屋に通されて、あいさつが終ってからここで渡します。
必ず紙袋から中身を出して相手に正面を向けて、両手で差し出します。しかし本来は、風呂敷に包んで持って行くのが正式。
・手渡す時の「つまらないものですが」は言ってはいけない?!
お菓子の場合なら「甘いものがお好きだとうかがっていたので」のほうが、スマートな言い方。他に「ささやかなものですが」「お口に合うとよろしいのですが」を使うほうが、相手に好感を持って受け止められます。「つまらないものなら、いただかなくて結構」なんて思われたら悲しいですもの。
■洋室の場合
大事なポイント→入り口から遠い方が上座。入り口に近いほうが下座。
イスの下座側に立ち、指先をそろえて膝の上につけて、頭と背筋をピーンと伸ばし、腰から折り、ゆっくりと深くお辞儀をします。手みやげはここで、立ったまま渡します。「どうぞおかけください」と言われてからソファなどの下座に座ります。深く座らないで、重心を少し前にかけ姿勢をまっすぐに。
おいとまします
だいたい1時間をめどに辞去しましょう。あらかじめ帰る時間を伝えておくべきですが、話が一段落ついたときや相手が席を立ったときなど、タイミングを上手く見計らって、「失礼します」とこちらから切り出しましょう。
※スリッパの脱ぎ方
玄関先で脱ぎ、靴を履いたらスリッパの先を相手の方に向きなおしそろえて脇に置きます。スリッパ掛けに戻すのはNG!やりすぎ!
※上着を着る場合。
玄関の外で着るのがマナー。相手に進められたら玄関内で着てもOK。
訪問マナーをきっちり押さえて、真のマナー美人になって下さいね。
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