しかし、せっかくのお祝いのことばが失礼にあたらないよう、文面にはそれなりに注意しなくてはいけません。基本的には相手への礼節をもったものである必要があり、忌み言葉が含まれていないかどうかは、最低限チェックしてくださいね。
基本をおさえ、かつ華やかな電報のお話を、お祝電報・結婚電報「文亭:ふみてい」の田村さんにお伺いし、記事作成の参照にさせていただきました。
目新しさを取り入れ、心に触れる
■電報の文字レイアウトを工夫してみせる二行づつ揃えて書く「小筋書」 |
この「ちらし書」は、室町時代以後に類型化されてひとつの様式になった、女性のかな手紙から発生しました。万葉仮名が崩れて行・草書で書かれ、文字を美しく見せるために文字の配列にも配慮がされている様式です。
上を揃えて下を不揃いとする「藤花様」 |
・ 二行づつ揃えて書く
「小筋(こすじ)書」
・ 上を揃え、下を不揃いとする
「藤花(とうか)様」
上を不揃いに下を揃える「立石様」 |
・ 上を不揃いに、下を揃える
「立石(たていし)様」
・ 雁の列のごとく各行の頭を次第に下げて書く
「雁行(がんこう)様」
雁の列のごとく各行の頭を次第に下げて 書く「雁行様」 |
※ただし、この「ちらし書」の様式を取り入れた電報を送る場合は、文字のレイアウトが自由にでき、レイアウトを確認できる電報サービスを利用する必要がありますので、注意してください。
祝いに華やぐ気持ちを電報にたくす
■花を題材にした電報を贈る。お祝いの言葉とともに 「花言葉」が合う電報を贈るのも、洒落ているかもしれませんね。お祝いに適した花言葉をもつ花には下記のようなものがありますよ。
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