通夜・葬式の弔問マナー/通夜・葬式の弔問マナー

訃報を受けたら(2ページ目)

訃報を受けたら近親者や特に親しい場合は直ちに駆けつけますが、その時に配慮しなければならない注意点がいくつかあります。今回はその中のいくつかを解説します。

執筆者:中山 隆司

とりあえず弔問する際の服装

通夜前にとりあえず弔問する場合の服装は平服でかまいません。通夜前なので、祭壇の準備も出来ていないでしょうし、遺族の方も喪服を着ているとは限りません。

弔問する方が喪服で、遺族が喪服を着ていないと失礼にあたる場合もあるので注意が必要です。また、喪服を着ていく事により「不幸を予測していた」と思われる方もいらっしゃいますので平服のほうが無難です。

平服といっても派手な服装は考えもの。出来れば落ち着いた服装のほうがいいでしょう。特に女性の場合はネックレスや指輪などのアクセサリーはつけないこと、お化粧は薄化粧が基本です。

訃報を知って駆けつけるのですから、服装はそのままでかまいません。しかし、あまりにも派手な服装などの場合は一度帰宅してから出来るだけ落ち着いた服装に着替える事がいいでしょう。

親戚の場合で遠方の場合

喪服をどうするか迷うところです。距離的に近い場合は、出直す事ができますが、遠方の場合はそうもいきません。その場合は、一応喪服を持参しますが、相手の家族にはわからないようにする心遣いが必要です。喪服は、着かえる前までは、バッグなどの中に入れ目立たないようにします。

香典や供物はどうする

とりあえずの弔問の場合は、香典・供物は持参しません。当然、受付の準備もできてないことが考えられますし、これも服装と同じ考え方で、「不幸を予測していた」と思われる方もいらっしゃいますので避けます。香典や供物は、通夜・葬儀の時にあらためて持参します。


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