通夜・葬式の弔問マナー/通夜・葬式の弔問マナー

袱紗(ふくさ)と受付での作法(弔事)(2ページ目)

袱紗(ふくさ)の包み方は、弔事と慶事で異なります。今回は弔事用の包み方と受付での作法を解説。なお、慶事用の包み方を解説したページへもリンクしています。

執筆者:中山 隆司

告別式に参列する時の受け付けでの注意点

■会場に着いたら受付へ
受付では、受付係りの方に深く一礼します。そして簡単な挨拶をします。「このたびはご愁傷さまでございます。」とひとことお悔みの挨拶をします。

■祝儀袋の向きに注意
バッグなどから袱紗(ふくさ)に包んだ不祝儀袋を取り出します。バッグなどやポケットから不祝儀袋を直接出して渡すのはマナー違反ですので注意しましょう。袱紗を手早くたたみ、不祝儀袋をふくさの上におきます。その時は自分から見て不祝儀袋が正面に向くようにします。

不祝儀袋を相手から見て正面(表書きが受付の係りの人に読めるように)になるように右向きに回転させます。そして、「ご霊前にお供えください」と差出します。最後に芳名帳に記入します。記帳をすませたら「お参りさせていただきます」と述べて一礼します。通夜に参列している場合でも、再度記帳するのが礼儀。

■霊前に供える場合
受付がない場合や、やむをえない事情で遅れた場合には、焼香時に霊前に供えますが、その場合は不祝儀袋に書かれた名前を自分から見て手前にして(表書きが自分から見て読めるように)供えるようにします。また、すでに香典が供えられている場合は、その向きに合わせてもかまいません。

<参考>
通夜と告別式両方に参列する場合に香典は両方必要なのか?という質問をよくうけますが、通夜のときなどにすでに香典を持参している場合は記帳だけでかまいません。再度持参する必要はありません。



<関連記事・コラム>
訃報を受けたら
近親者や特に親しい場合は直ちに駆けつける
通夜に参列する
遺族のことを考え、行動は控えめに
葬儀・告別式に参列する
出棺まで待つのがマナー
不祝儀袋の選び方(弔問側)
宗派によって違う表書き
お悔みのあいさつ(弔問側)
心を込めて簡潔に
香典を贈る時期
持参するは通夜?告別式?出席出来ない場合は?
香典を贈る
ケース別金額の目安
通夜・葬儀に参列できない
とりあえず弔意電報を打ちお悔みを


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます