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加湿器のお手入れはシーズン初めが肝心! 種類別のやり方とは

加湿器はシーズン初めのお手入れが肝心。収めてあった間にホコリや汚れがついていたら、効率がダウンしてしまいます。今回は中でもマメなお手入れが大事な加湿器にスポットライトを当ててみましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。

毎田 祥子

執筆者:毎田 祥子

家事ガイド

加湿器はシーズン初めのお手入れが肝心!

シーズン初めの加湿器お手入れ

シーズン初めの加湿器お手入れ

家電はどれもそうですが、シーズン初めのお手入れが大事。収めてあった間にホコリや汚れがついていたら、効率がダウンしてしまいます。
今回はスチームファン式とハイブリッド式の加湿器をお手入れ。


今回は中でもマメなお手入れが大事な加湿器にスポットライトを当ててみましょう。
 
<目次>
 

まずは確認……加湿器の種類は?

加湿器は大きくスチームファン(加熱)式、ヒーターレスファン(気化)式、ハイブリッド(加熱気化)式の3種類に分かれます。ハイブリッド式は他の2種両方の機能を併せ持つもの。今回はスチームファン式とハイブリッド式のお手入れをご紹介します。
 

お手入れのはじめにすべきこと!

家電にはさまざまなデリケートな素材が使われていますので、まず初めにチェックしなくてはならないのは取り扱い説明書。必ず「お手入れ」という項目があります。そこに「これはやらないで下さい」と書かれていることをすれば、故障の原因に。お手入れして故障したんじゃ悲しすぎますものね。どうしてもわからないと思われる時には必ずメーカーに問い合わせることをおすすめします。
 

スチームファン式加湿器のお手入れ基本

説明書を見ながらはずせる部分をはずします
スチームファン式加湿器は、ヒーターで水を加熱し、蒸気に変えて排出します。主なお手入れ箇所には『蒸気の噴出し口』『外気の取り入れ口(吸気口)』『水を入れるタンク』『水を蒸発させる皿』があり、その他に除菌フィルターなど機種オリジナルの付属品があるものも。

機種により名称や部品はまちまちですので、必ず説明書を参考にしながら進めます。それでは実際にお手入れをしていきましょう。
 

準備


コンセントは必ず抜いて。着古しシャツの切れ端や歯ブラシ、綿棒も役立ちます。
まずは説明書を見て準備にとりかかります。
 
  • 電源プラグを抜く。日々のお手入れではついそのままにしてしまいがちですが、故障やケガのもとになるので必ずプラグを抜くこと。
     
  • はずせる箇所を確かめ、とり出す。
ホコリが落ちてもよいよう新聞紙などを敷く。(今回の撮影では新聞紙を敷いていませんが敷いた方がよいです!)
 

蒸気の噴出し口

この蒸気噴出し口は取り外し可能。吸気口は本体の下側にありました。
まずは蒸気の噴出し口をお手入れ。この機種の場合はとり外せるので、外して流水で洗い、柔らかい布で拭いて乾燥させます。細かい所が汚れていれば綿棒や古歯ブラシで。
 

吸気口

吸気口のお手入れをします。この機種には、本体下側に吸気口があり、とりはずしはできないので、中の部品をはずした後、掃除機(弱)でホコリを吸い取ります。細かいホコリなど汚れがついているようなら綿棒できれいにします。
 

タンクやトレー

タンクのキャップの水の出入り口は水道水の水垢が着いて故障のモト。毎回洗って正解。
水を入れるタンクやキャップは毎回きちんとすすいでから使わないと、温められているうちに水垢(*1)が付着し、壊れるモトになります。その他のトレー類は説明書にしたがってください。

(*1 水道水に含まれる水垢は、炭酸カルシウムや塩素などがあり、炭酸カルシウムが残って白く固まりがちです。)

素材によっては酸や水に弱いものもあるのでここでも説明書をチェックしておくことが重要です。お手持ちのものがプラスチック素材なら、水で薄めたお酢(またはクエン酸)や薄めた中性洗剤をやわらかい布に浸して固く絞り、汚れを拭き取ります。細かい部分は古歯ブラシを使っても。
 

水を蒸発させる皿

"蒸気ガイド"と呼ぶ筒と"水垢とりフィルター"の下にある蒸発皿のお手入れが大事。
この機種では"蒸気ガイド"と呼ぶ筒と"水垢とりフィルター"をとりだして、水をためて蒸発させる皿状の部品"蒸発皿"をお手入れします。

この機種の筒はプラスチック製。水垢が少しこびりついていたので薄めたお酢(または中性洗剤)を布に浸し、固く絞って拭き、仕上げの水拭きをして乾燥させます。水垢にはクエン酸、身近なところではお酢が効くのでデリケートな素材でなければ使えます。

"蒸発皿"はフッ素加工されているものでした。そのため、塩素系、酸性洗剤は使用不可。また傷つきやすい素材のため、金属たわしなど固いものも厳禁です。なので、薄めた中性洗剤を浸して固く絞った布でやさしく拭きます。力いっぱいお掃除できないけれども水垢が一番こびりつきやすい部分なので、ここだけはマメにお手入れを。

さらにこの機種のばあい、蒸発皿の上にフェルト製の"水垢とりフィルター"があったので、流水でやさしく洗って乾燥させました。
 

再びセット!

はずした部品を順番に取り付けます。これで終了!
 

日々のお手入れは

日々のお手入れも大事です。一番水垢がたまりやすいのは蒸発皿。説明書には「地域によっては3~4日に一度」お手入れをとあります。タンクも毎日すすぎ洗いをして。キャップの部分は特に大事。ここに水垢が固まってしまうと故障の原因になります。

その他の部分のお手入れは、月に一度が目安。一日中使っているとかホコリっぽい場所で使っているなど、汚れやすい環境だなと思われる方はコマメにお手入れを!
 

ハイブリッド式加湿器のお手入れ基本

とり出せる部分をはずし、お掃除します。
ハイブリッド式加湿器は、水に含んだフィルターにファンで風を送り出すヒーターレスファン(気化)式と、ヒーターで水を加熱して蒸気に代えるスチームファン(加熱)式、両方の加湿機能を使い、部屋の温度と湿度を感知して両方式を自動的にコントロールするものです。

主なお手入れ箇所には『蒸気の噴出し口』『外気の取り入れ口(吸気口)』『水を入れるタンクや受け皿』『加湿フィルター類』があり、その他に除菌フィルターなど機種オリジナルの付属品があるものも。機種により名称や部品はまちまちですので、必ず説明書を参考にしながら進めます。それでは実際にお手入れをしていきましょう。
 

準備


コンセントは必ず抜いて。着古しシャツの切れ端や歯ブラシ、綿棒も役立ちます。
まずは説明書を見て準備にとりかかります。
 
  • 電源プラグを抜く。日々のお手入れではついそのままにしてしまいがちですが、故障やケガのもとになるので必ずプラグを抜くこと。
     
  • はずせる部分をとり出す。
ホコリが落ちてもよいよう新聞紙などを敷く。(今回の撮影では新聞紙を敷いていませんが敷いた方がよいです!)
 

蒸気の噴出し口

まずは蒸気の噴出し口のお手入れです。たいがい上面にありますが、この機種のの場合この部分はとり外せないので、柔らかい布で拭きます。細かい所が汚れていれば綿棒で。取り外せるようなら古歯ブラシを使って水洗いを。シャワーを使うとラクです。
 

吸気口

フィルターだけ取り出して、掃除機の細いノズルを使ってホコリを吸いとります。
吸気口をお手入れします。この機種には、本体外側に吸気口カバーがあり、その中にも細かい菌や花粉をとりのぞくためのフィルターがついているのでそれをはずしました。取り出したフィルターは掃除機(弱)でホコリを吸い取り、本体の吸気口カバーはホコリがついているようなら綿棒できれいにします。
 

タンクやトレー

水を入れるタンクやキャップは毎回きちんとすすいでから使わないと、温められているうちに水垢(*1)が付着し、壊れるモトになります。その他のトレー類は説明書にしたがってください。

(*1 水道水に含まれる水垢は、炭酸カルシウムや塩素などがあり、炭酸カルシウムが残って白く固まりがちです。)

素材によっては酸や水に弱いものもあるのでここでも説明書をチェックしておくことが重要です。お手持ちのものがプラスチック素材なら、水で薄めたお酢(またはクエン酸)や薄めた中性洗剤をやわらかい布に浸して固く絞り、汚れを拭き取ります。細かい部分は古歯ブラシを使っても。
 

加湿フィルターをつけ置き洗い

加湿フィルターはこのように丸いものや板状のものがありますが基本的なお手入れ方法は一緒。
加湿フィルターはつけ置き洗いで。洗面器に水を入れ、説明書に書いてある洗剤水または水に浸します。この機種のばあいは「アルカリ性洗剤などを使うと加湿フィルターが変形し、性能低下の原因になります」とあり、水かぬるま湯を指定されていました。30分ほどつけ置きをしたら、きれいな水ですすいで、水分を拭き取ります。シャワーを使うなら弱い水流で!

さらにこの機種のばあい、"除菌ユニット"とよばれるフィルターもあり、そちらはクエン酸(または酢)の薄め液がOKとのことだったので、つけ置き洗いをしました。
 

再びセット!

はずした部品を順番に取り付けます。これで終了!
 

日々のお手入れは

日々のお手入れも大事です。先にも書いたとおり、タンクは毎日すすぎ洗いをして水あか(カルキ)を残さないように。キャップの部分は特に大事。ここに固まってしまうと故障の原因になります。

その他の部分のお手入れは、月に一度が目安。一日中使っているとかホコリっぽい場所で使っているなど、汚れやすい環境だなと思われる方はコマメにお手入れを!

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