マカオの主なイベント
マカオはイベントの宝庫。ほぼ1年中、どの時期にも見どころいっぱいのイベントが用意されています
マカオはイベントも豊富な地域です。地元マカオをはじめ、中国本土、香港、それに世界中から多くの観光客がやってきます。マカオならではというイベントも多いので、事前にイベント情報をチェックしてから出かけましょう!
※日付は2018年のもの。年によって前後する場合があります。
■
春節(チャイニーズニューイヤー) 2018年2月16日~18日
セナド広場も派手な春節の飾り付けに
日本では一般的に旧正月と呼ばれる春節は、旧暦(農暦)の元旦を指し、中華系市民にとって年間最大のイベントです。街中にランタン、花などが飾られ、街を挙げて新年を祝います。人々はその前日の大晦日に、各地に立つマーケットで生花や縁起のいい植物を買い、元旦は未明からお寺へ初詣に。旧正月に欠かせない獅子舞などのパフォーマンスがセナド広場や聖ポール大聖堂跡で行われ、花火も打ち上げられるなどお祭り騒ぎ。地元の人たちは正月の挨拶「恭喜發財(コンヘイファッチョイ)」と声を掛け合います。
■
パッソス聖体行列 2018年2月17日~18日
カトリックの伝統行事の1つ。十字架を背負ったキリストの像を掲げた行列が聖オーガスティン教会から、街中を行進しながらカテドラル(大堂)へと向かい、夜通し祈りが捧げられます。翌朝、行列は再び祈りの歌の中を聖オーガスティン教会に戻り、そこでミサが行われます。
■
復活節(イースターホリデー) 2018年3月31日~4月1日
キリストの復活を祝う年間行事。教会が華やかに飾り立てられ、街のあちこちでイースターの象徴でもある卵型のチョコレートやウサギを象ったアイテムが販売されます。「Folar(フォラール)」というポルトガルの伝統ケーキが登場するのもマカオならでは。
■
媽祖生誕祭(アーマーフェスティバル) 2018年5月8日
媽祖生誕祭の様子 (c) MGTO 澳門特別行政区政府旅遊局
船乗りを守る少女神「阿媽」(別名「媽祖」)を祭る年間行事。阿媽は、マカオの地名の由来になったといわれる媽閣廟(マーコウミウ)に祭られる、マカオ人の生活に根ざした神様。この日の媽閣廟はドラゴンダンスなどが披露され、賑やかな雰囲気に。
■
仏誕節/譚公誕/酔龍祭 2018年5月22日
多くの市民も参加する譚公誕 (c) MGTO 澳門特別行政区政府旅遊局
中国系の伝統行事が3つも重なる祭日。日本でも祝うお釈迦様の誕生日、仏誕はマカオ各地の仏教寺院で祝われます。漁業の神様「譚公」の祭では、コロアン島の譚公廟周辺で広東オペラや獅子舞が奉納されます。
勇壮な酔龍祭 (c) MGTO 澳門特別行政区政府旅遊局
マカオ以外ではあまり見られない珍しいお祭りが、酔龍祭でしょう。酒の力で邪悪を倒したとされる伝説を再現した漁業関係の祭事で、龍の頭や尾を持った男たちが酒を飲みながらパレードします。
■
マカオ・アートフェスティバル 2018年5月(開催日未定)
2018年で29回目を迎える毎年恒例の芸術祭。世界各地から舞台、音楽、展覧会など様々なジャンルのアーティストが集まる大規模なアートイベント。期間中の国際ミュージアムデー(5月18日)はマカオの公営美術館、博物館が無料に。
■
ファティマ聖母の行列 2018年5月13日
厳かな雰囲気に包まれるファティマ聖母の行列 (c) MGTO 澳門特別行政区政府旅遊局
1917年にポルトガルで起こったといわれるカトリックの奇跡の1つ「ファティマの奇跡」にちなんだイベント。奇跡の目撃者に扮した3人の子供を中心に、純白の衣装に身を包んだ女性たちが、聖ドミニコ教会からマリア像を掲げ祈りを捧げながらペーニャ教会まで厳かに行進します。
■
マカオ国際花火大会 2018年9月中旬から下旬にかけての土曜日と10月1日(開催日未定)
美しく夜空を彩るマカオの花火
爆竹はマカオ三大産業の一つ。毎年恒例の国際花火大会は、マカオが誇る伝統的な爆竹や花火産業の文化遺産保護を目的に1980年代からスタートし、今ではすっかり秋の風物詩となりました。世界各国の花火業者が美の優劣を競うコンペティション形式で、日本チームは上位入賞の常連。9月のほぼ毎週末に花火が上がるので、鑑賞できるチャンスも多いです。
■
マカオゴルフオープン 2018年秋(開催日未定)
自然も多数残るマカオならではのスポーツイベント (c) 澳門特別行政區政府體育發展局
世界各国から有名プレーヤーが集うビッグイベント。会場となるコロアン島のマカオゴルフ&カントリークラブは、黒沙ビーチと珠江を望める高台にあり、アジアで最も美しいゴルフ場の一つとして知られています。
■
中秋節 2018年9月24日
日にちの近い国慶節と中秋節を同時に祝うことも多いです
名月を鑑賞する伝統行事で、マカオでは家族で食事に出かけたり、月餅を食べる習慣があります。この時期、街は中秋を祝う飾り付けが美しく施されます。
■
マカオ国際音楽祭 2018年秋(開催日未定)
コンサートホールだけでなく世界遺産の教会なども会場になる国際音楽祭 (c) ICM 澳門特別行政區政府文化局
クラシックから広東ポップスまで、約1ヶ月にわたりさまざまなジャンルの世界の音楽が集まる年に一度の音楽祭。ドン・ペドロ5世劇場やモンテ砦など、世界遺産が会場になることでも知られています。
■ルゾフォニア・フェスティバル 2018年秋(開催日未定)
ルゾフォニア(Lusofonia)とは「ポルトガル語文化圏」を指す言葉。文字通り、マカオ在住のポルトガル語コミュニティによる大規模な文化祭。各地の伝統工芸や料理の屋台が並び、音楽、ダンス、展覧会などの催しが行われます。日本ではなかなか触れることのできないポルトガル語諸国の文化に触れるチャンス。
■
マカオグランプリ 2018年11月中旬(開催日未定)
最終日メインレース(F3)の表彰式の様子
マカオグランプリは1954年にスタートした歴史あるカーレース。1983年からフォーミュラ3(F3)グランプリが設けられ、世界的な大会となりました。市街地の一般道路を使ったサーキットが特徴で、起伏やカーブが多く道幅も狭いことから、高度なドライブテクニックを要求される難関コースとして知られています。メインイベントのF3のほか、オートバイや改造一般車部門などの各種レースが同じコースで開催されます。地元はもとより世界各地からモータースポーツファンが大集合。
■
マカオ国際マラソン 2018年12月2日
日本からも多くの愛好家が参加する、毎年恒例の国際マラソン大会。フルマラソンのほか、初心者でも気軽に参加できるハーフマラソンや、5キロのミニマラソンといったメニューも用意。タイパ島とマカオ半島を結ぶ西湾大橋やマカオタワー周辺など、マカオを代表する美しい景色の中を走る醍醐味は格別。
■
聖誕節(クリスマス) 2018年12月25日
日本ほど寒くないマカオでも、クリスマスは冬の一大イベントとして盛り上がります(写真はボーダーゲートのクリスマスツリー)
クリスマスシーズンが近づくと、街は華やかなイルミネーションに彩られ、セナド広場にも巨大なクリスマスツリーが出現します。クリスマスには各教会で厳かなミサが開催。マカオの教会はほとんどがカトリックです。日本と同じくクリスマスはカップルや家族連れでレストランやホテルが賑わうため、事前予約の必要があるでしょう。クリスマス以降、冬のバーゲンセールがスタートします。なお、マカオには西暦の新年を派手に祝う習慣がないため、クリスマス以降は旧正月まで比較的落ち着いた日が続きます。