お弁当のおかずはしっかり加熱し、必ず冷ましてから詰めましょう。
冷蔵庫も冷凍庫も過信は禁物
冷蔵庫では、細菌の繁殖をある程度おさえることはできても、増殖を食い止めることはできません。
また冷凍庫では、細菌は増殖することはありませんが、付いていた細菌を死滅させることはできません。
このおかずは冷蔵庫に入れてあったから大丈夫、冷凍してあったから安全、そんな過信は禁物です。
冷蔵庫から取り出したおかずも、冷凍してあったおかずも、中までしっかり加熱する
そこで徹底したいのが、加熱。
食品に付着している細菌は、中心部分まで75℃で1分間以上加熱することで死滅するといわれています。
冷蔵庫の中から取り出したおかずもしっかり加熱、
冷凍庫から出したコチコチのおかずを解凍するときも、中まで十分加熱することが大切です。
さて、ここで注意点!があります。
加熱も解凍もほとんどの場合、電子レンジを使うと思いますが、
電子レンジは加熱ムラが生じることがよくあります。
ある部分が熱々でも、反対側は生温い状態だったとか、
それどころか、凍っていたなんていう経験はありませんか?
そこで、電子レンジを使って食品を加熱するときは、
途中で食品の向きを変えたり、かき混ぜたりして、全ての面をしっかり加熱することを徹底していきましょう。
おかずもご飯も温かい内は蓋をしない
お弁当箱に蓋をしたとき、蓋が曇ってしまった...という経験はありませんか?
といっても、これは蓋が透明タイプの時気付くことであって、
そうでない場合はもしかしたらそのことに気付かないままになっているかもしれません。
おかずもご飯も、まだ温かい熱を持っている内に蓋をしてしまうと、
蓋が曇って水滴ができてしまうわけですが、これはお弁当にとってとても不衛生。
細菌が発生しやすい環境のできあがり状態になってしまっているんです。
がんばって作ったお弁当に菌が増殖してしまっている...なんて考えたら、大ショックですよね。
お弁当のおかずは冷めてから詰め、ご飯もきちんと冷めてから蓋をするということが、
衛生的なお弁当のためにとても大切なこと。
そして、
お弁当は朝作ったものをお昼に食べるものだということを、常に心に留めておくようにしたいですね。
● | 関連サイト~お弁当の衛生管理~
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お弁当のおかずの基本 |
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夏場のお弁当対策 |
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愛情の玉手箱「お弁当」:食中毒についての基礎 from おかずレシピサイト |
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夏の幼稚園弁当 from 幼稚園・保育園サイト |