小動物/ペットから感染する病気

人間が媒介する感染症を知っていますか?(3ページ目)

予防接種していても感染する感染症もあれば、外に出さなくても飼い主が感染源となる感染症もあります。ペットの健康を守るため、感染症の予防法について見直してみてください。

執筆者:村田 亜衣

考えることから予防は始まります!

犬や猫のように専用のワクチンがない小さなペットの飼い主さんは、予防接種について考える機会が少ないと思います。考えても接種することができないのならば、考えなくてもいいのかもしれません。ですが、感染症については考えて欲しいと思います。

自分が飼っているペットが感染するおそれのある感染症にはどんな病気があるのかを知り、どういう風に感染するのかを調べれば、予防するためにはどうすればいいのかがわかってくるものだと思います。まずは知ること。それが予防の第一歩だと思います。そのためには、感染症について考える機会を増やすことが大事ではないかと思います。

テレビなどで人獣共通感染症(ズーノーシス)に関するニュースを見かけたら、聞き流すのではなく、感染症の名前やどういった場所で起きたのかを気にして見るようにしてみてください。そして、時間のあるときに本やインターネットなどで調べ、感染症に関する知識を増やしていってください。

よく行くペットショップや、かかりつけの動物病院で教えてもらってくるのもいいと思います。動物病院で教えてもらう場合には、もしその感染症にかかった患者がきたとしたら、どうほかの患者と分けて診療するのかも質問しておくと安心できるのではないかと思います(以前、動物病院の待合室にいるときに、獣医さんたちが医療用具を持って患者さんの車に行くのを目撃して驚いたことがあります。あとで聞いたら、パルボだったと思うのですがほかの患者に感染するおそれの高い感染症の子犬を診療していたとのことでした)。

また、手洗いなどの自分の衛生管理は癖にしてしまいましょう。手軽に使える手にすりこむだけの消毒剤を利用するのもいいと思います。毎日続けていれば、歯磨きと同じで習慣にできるものだと思いますので、家族全員で癖にできるようにしてください。

感染症に関する知識を増やし、愛するペットを感染症から守るべく予防できるようになってください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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