小動物/フェレットの飼い方

フェレットに脱肛が多い理由(2ページ目)

フェレットには脱肛が多いと聞きます。私は経験したことはないのですが、脱肛を悪化させてしまった可哀想なベビーフェレットには会ったことがあります。なぜフェレットには脱肛が多いのか、調べてみました。

執筆者:村田 亜衣

脱肛させないためにできること

フェレット
特に幼いうちは、可愛がるばかりではなく異常がないかどうか毎日チェックするようにしましょう。
幼いフェレットを飼うときには、必要以上にりきむことがないように注意してあげましょう。まず、フードの切り替えはあせらないこと。ふやかしたフードのふやかし具合(固さ)を少しずつ変えていき、最初は固形フードを混ぜて与えましょう。いきなり固形フードだけにしてしまうと、フェレットの胃腸を驚かしてしまうおそれがあります。

なお、フードの切り替えは、大人になってからもゆっくり切り替えるようにしましょう。今食べているペレットに切り替えたいペレットを混ぜて与え、フェレットの食べ具合を確認しながら混ぜる比率を変えていくようにして、フェレットに負担とならないように切り替えてあげてください。

フェレットを何匹か飼っている場合は、お尻を舐めすぎないように注意することも必要です。軽い脱肛であるならば、自然と治ることも多いのだそうです。ですが、同居フェレットがお尻を舐めてくれちゃうために悪化させてしまうことがあるそうです。もし脱肛になってしまったら、治るまでは同居フェレットたちとはケージを分ける方がいいそうです。

ケージから出たがって暴れたりすることのないように、十分に遊ばせる時間を作ることも大切です。以前我が家にいたフェレットに、ケージと戦う子がいました。前の飼い主さんが忙しい方だったようで、あまり遊ぶ時間を作ることができずにいたのではないかと思います。ケージに入れるとものすごい勢いで暴れはじめ、ケージのドア部分をくわえて力いっぱいひっぱり、歯を折るのではないかと心配したくらいです。

フェレットとの時間を十分に作り(私は朝2時間と夜6時間ぐらいフェレットをケージから出して自由にさせています)、ケージに入れるときも無理はさせないようにしていたら数日でケージとは戦わなくなったのですが、幼いフェレットがこの勢いで戦っていたら脱肛する可能性は高いと思います(この子はうちに来たときすでに大人でした)。

ケージでと戦うことが無いように、フェレットとの時間はしっかり作ってあげるようにしましょう。

--> 脱肛の治療
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