小動物/フェレットの飼い方

フェレット! フェレット! フェレット!!(4ページ目)

「フェレット」と聞いてどんな動物かわからない人は少なくなったものの、まだ間違った情報を持っている人は少なくありません。フェレットって、ほかの動物とも仲良くできて、子供に好かれるペットなんですよ。

執筆者:村田 亜衣

ファームとは?

フェレット
好奇心旺盛ですから、押入れだってフェレットの遊び場になってしまいます。
ペットショップでフェレットを見たときに、「マーシャル」とか「パスバレー」といった聞きなれない言葉が書かれているのを見たことはありませんでしょうか? これらは、フェレットを繁殖している場所(ファーム)の名称です。

ファームにこだわりを持つ必要があるとは思いませんが、ファームごとに強く出している特徴というのもありますので、自分の希望に合った子を探すときには出身ファームも参考にするといいかもしれません。代表的なファームについて、以下に紹介します。

■マーシャル(アメリカ)
マーシャルのフェレットは、おとなしい子が多いと言われています。また、噛み癖のある子はほとんどいないとも言われています。体格は比較的細身な子が多いようです。

■パスバレー(アメリカ)
パワフルな子が多いように思います。毛色や柄が豊富なのですが、育つにつれて色は抜けやすいように思います。しっかりとした体格の子が多いようです。

■ニュージーランド(ニュージーランド)
大きくなる子が多く、がっしりとした子が多いです。丸い顔が特徴で、噛み癖が強いと言う意見もありますが、おっとりさんが多いという意見もありますので、個体差を考慮すると特に噛み癖が強いというのではないのかもしれません。

カナディアンフェレット(カナダ)
しっかりした体格で大きくなる子が多いと言われています。カラーバリエーションが豊富です。

アンゴラフェレット(デンマーク)
毛の長い、「アンゴラ」と省略されて呼ばれるフェレットのファームです。大きな体格の子が多く魅力的なのですが、アンゴラは噛みが強いと言われています。経験から言うと、特別強いようには思いません。ただし、我が家の場合になりますが、意思表示は明確にしていましたので、警戒されていたり嫌われていたりすると、強く噛まれることは多いかもしれませんので、飼い始めは噛まれることが多くあるかもしれません(フェレットに好かれれば噛まれることはまずありません)。

フェレット
ペットショップに行った時には、フェレットの可愛さばかりを見ずにファームにも注目してみるとおもしろいかもしれません。
上記以外にもいくつかのファームのフェレットが日本に輸入されています。聞いたことのないファームの子がペットショップにいたら、店員さんにそのファームの特徴を聞いてみるといいでしょう。言うまでもないですが、ファームの説明ができないようなお店でフェレットを購入することは勧めらません。

なお、噛み癖については、どのファームの子であってもしつけでやめさせることができます。ですので、初めてフェレットを飼う方は考慮されてもいいと思いますが、2匹目を飼う人やほかのペットで鍛えられている人は、噛み癖にこだわってファームを選ぶ必要はないと思います。

また、ペットショップによってはお店にいる間に噛み癖やトイレのしつけをしているところがありますので、初めてフェレットを飼う方は、そういったペットショップで購入すると安心かもしれません。

  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます