小動物/小さなペット関連情報

ケージの選び方(2ページ目)

どの種類であっても、小さなペットを飼うときには必ずケージを用意する必要があります。今回は、哺乳類および鳥類に限定してケージの特徴や選ぶときのポイントを紹介したいと思います

執筆者:村田 亜衣

網状ケージの特徴

鳥かご
鳥を遊ばせることを考えて上部が広く開き、止まり木をセットできるようになっているケージです。たくさん遊びたい人はこういったケージを選ぶといいかもしれません。
網状ケージは、通気性に優れています。また、開閉口の大きさにもよりますが、掃除がしやすく、ステンレス製のものなどはホースでじゃばじゃば洗うこともできます。ただし、通気性がいいということは臭いがもれやすいということでもありますので、ペットの排泄物の臭いなどが室内にもれるようになります。

網を利用してペットが登ったり、網にとまったりすることができますので、樹上で暮らすペットには好ましいケージと言えます。逆に、本来は高いところに行かないペットを飼う場合には、網を登れてしまうために落下事故を起こすおそれがあります。

水槽ケージの特徴

水槽
水槽にいるマウスさんたちです。動きが早く、脱走されてしまうおそれのあるペットには水槽ケージが向いていることがあります。
水槽ケージは、保温性および保湿性に優れています。そのために、湿度を嫌うペットを飼う場合には、まめに掃除をする必要があります。水槽ケージは、水槽上部にフタをつけて使用するようになりますので、開閉口が広く、掃除しやすいのも特徴です。

網状ケージの網の大きさにもよりますが、網状ケージに比べると脱走しにくいのも水槽ケージの特徴です。小さなペットよりも脱走するのが得意なヘビなどの爬虫類は、基本的に水槽ケージで飼育します。小さなペットでも、脱走を得意とする子の場合には網状ケージよりも水槽ケージの方が安全性が高まるでしょう。

水槽ケージは上部をのぞき前面ガラスやプラスチックで覆われているため、通気性があまりよくありません。臭いがもれないといえばメリットに聞こえますが、臭いに気がつきにくいため、餌の食べ残しや排泄物に変化があった場合に気がつくのが遅れるおそれもあります。

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