様子を見すぎてペットの具合を悪くさせてしまう
みなさんは、どれぐらいペットの具合が悪くなったら動物病院に連れて行ってますでしょうか?軽い下痢をしたけれども食欲や元気がある場合などは、様子を見ることにしてすぐに動物病院には連れて行かないかもしれませんね。軽い怪我なども、様子を見ることにするかもしれません。
ペットや私たちの身体は、自分で治ろうとします。下痢をしても一晩様子を見たら治ることがあるように、病状がさほど重くないならば、様子を見ているうちに体調を取り戻すことがあります。ですので、ペットの状態によっては動物病院に連れて行くよりも、家で様子を見る方がいいことがあります。
多くのペットは動物病院を好きではありません。良くなるように治療してもらっているとはいっても、体温を測るときにイヤな思いをさせられたり、動物病院という慣れない環境に緊張してしまったりしますので、動物病院をいい場所だとは思えないのでしょう。そして、動物病院に行くことでペットがストレスを受けることもありますので、なんでもかんでも動物病院に連れて行くことが一番いいことではないと思います。
ただし、様子を見るよりも動物病院に連れて行くほうがいい場合というのもあります。初めてペットを飼った人や、ペットが幼かったり老齢だったりする場合、ペットの様子を観察する時間が作れない場合などは、様子を見るよりも動物病院に連れて行くほうがいいでしょう。
どこまで様子を見て、どこから動物病院に連れて行くかを判断するのは簡単ではありません。判断できないのに様子を見てしまうと、ペットの具合が悪くなってから動物病院に連れて行くことになってしまいます。迷ったら動物病院に電話で相談するか連れて行くようにして、様子を長く見すぎて病状を悪化させてから動物病院に連れて行くことがないようにしましょう。
なお、ペットに適切な治療を受けさせるために、いつから様子を見ていて、見ている間にはどんな状態だったかは正直に動物病院で話してください。獣医さんに怒られそうだからと偽った情報を話される飼い主さんが少なからずいるのですが、それは適切な治療を受けにくくさせてしまいます。また、獣医さんはペットの状態から飼い主が正直に話していないことを見抜くこともできますので、獣医さんとの関係を悪いものにする原因になるおそれもあります。ペットのため、自分と獣医さんとの関係を維持するために、正直に様子を見ていた間のことを説明するようにしてください。
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