小動物/鳥類の飼い方

鳥のウェルネスを考えてみよう!(2ページ目)

飼い主向けに行われる、鳥のシンポジウムを紹介させていただきます。こういう機会はお金と時間の都合がつく限り利用して、多くの方に鳥とのよりよい関係を築いて欲しいと思います。

執筆者:村田 亜衣

目指せストレスゼロ!

遊んでいる鳥さん
飼い主とのスキンシップは、鳥さんにとってとても嬉しい時間です。なるべく時間を作り、鳥さんのストレス解消のためにも、いっしょに遊んであげて欲しいと思います。
最近、私は大きなストレスに襲われました。ペットが病気になり、母が入院し、会社ではパワーハラスメントをされ。。。と、今書いても悲しくなるような出来事がどかっといっぺんにやってきたのです。

ストレスを受けると、私たち人間は体調をくずすことがあります。私も、今回は強い胃痛に悩まされています。でも、人間は病院に行って「これこれこういうことがあって、胃が痛むんです」と説明できるので、治療はスムーズに行うことができます。心の問題であっても、カウンセリングを受けることができるので、問題を解決しやすいでしょう。

では、鳥はどうでしょうか?

毎日1時間はケージから出して遊んでいるのに、月末で仕事が忙しいときはケージから出さないという飼い方をしている人がいたとしましょう。この鳥さん、月末になるたびにすごくストレスを受けることになりますね。でも、飼い主は仕事をしなければならないと思っているはずですので(愛する鳥さんのためにも仕事は頑張るはずです)、月末は鳥さんに我慢をさせるのは当然のことだと思っているかもしれません。

さて、この鳥さんが病気になったとき、この飼い主さんは動物病院でどのような説明をすることができるでしょうか?
この鳥さんが受けていたストレスについて、いつ、どれぐらいの期間、どれぐらいの頻度で鳥さんにストレスを与えていたと説明できるでしょうか?

飼い主が「当然だ」と思ってしまうと、それがストレスのもととなることに気がつきにくくなり、鳥さんにとってはどれだけのストレスになっているのか理解しようとしなくなってしまうおそれがあります。そうならないように、鳥にあたえるストレスやストレスを回避するためにできること、鳥のストレス解消法などを知っておきましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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