保温方法いろいろ
ペットの快適温度を維持するために使われる保温用品について紹介します。まだ寒い日は続くと思われますので、用意しておくと安心できるでしょう。- 敷材
普段使っている敷材を、いつもより多く(厚く)敷くことで保温率を上げることができます。これは、寒いときに布団を1枚多くかけて寝るのと似ているように思います。いつもより多くの敷材に囲まれて眠ることで、いつもより暖かく寝ることができます。
- エアコン
ペットのケージまわりだけでなく、部屋全体を暖める場合には、エアコンが簡単です。ただし、エアコンの暖房をずっとつけていると室内が乾燥しますので、加湿も合わせて行ってください。なお、石油ストーブなどペットが触った場合に火傷をするおそれのある暖房器具を使う場合は、ペットが触れないようにガードをするなどしてください。コタツやホットカーペットの電気コードもペットが噛んで感電事故を起こすおそれがありますので、注意してください。
- 保温パッド(シート)
ペット用に市販されている保温パッド(シート)には、ケージ内に入れて使うものとケージの下に敷いて使うものとがあります。小さなペットにはケージ内に入れて使うものが一般的ですが、ペットが電気コードを噛まないように注意してください。爬虫類用に市販されている保温シートです。薄いので、ケージの下に敷いて使いやすいです。
また、使い捨てカイロを専用容器に入れて使う場合には、専用容器が開かないように注意してください。粘着シートのついている使い捨てカイロは、ケージの底に貼り付けて使うこともできます(プラケースなどの小さな容器で雛を保温する場合などは、粘着シート付き使い捨てカイロが便利です)。
ケージの底に敷いて使うタイプのものは、主に爬虫類用に市販されている保温シートです。水槽でペットを飼っている場合には、ケージの底に敷くタイプの方が安全に保温できるでしょう。
- セラミックヒーター
ちょっと値段がお高くなりますが、私のおすすめはコレ。小さなペット用や爬虫類用に市販されているセラミックヒーターです。ケージの外に設置して、ケージ内部を暖めることができますので、ペットが火傷をしたり電気コードを噛んでしまったりするおそれがありません。また、高い場所に設置することもできますので、鳥類やモモンガなどのケージ上部に巣箱を設置するペットには最適です。私のお薦め、セラミックヒーターです。写真左は赤外線ライト(赤い光)が出るタイプで、右は小さなペット用に市販されている商品です。
私が使っているセラミックヒーターはそろそろ10年目になりますが、今も変わらず保温できていますので、長く使える保温器具だと思います(私は爬虫類用のセラミックヒーターを使っています)。
- 天井取り付け型ヒーター
こちらもちょっと値段がお高いのですが、ペットの種類によってはこれが1番安全かつ暖められる暖房器具かもしれません。ケージの上部に取り付けて使用するヒーターなのですが、触っても熱くなく(やや熱いかなぁ~、と感じる程度の暖かさでした)、それでいて下に熱を送りますのでケージをほんわかと暖めることができます。天井に取り付けるタイプのヒーター。
ケージを登らないペットや水槽およびプラスチックケースに金網のフタをしてペットを飼っている場合には、適している暖房器具でしょう。しっかりとケージ上部に取り付けることができます。
下から見るとこんな感じです。