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もしもに備えて地震対策・準備を見直してみましょう 地震対策しましょう!

ペットのための地震対策や避難準備をしていらっしゃる方も多いと思うのですが、「もしも」に備えてもう1度点検してみてください。

執筆者:村田 亜衣

先日、関東地方に大きな地震がありました。地震対策や避難準備をしていらっしゃる方も多いと思うのですが、「もしも」に備えてもう1度点検してみてください。

地震対策

地震の起きたとき、私はヤマネの水槽を押さえたまま動くことができませんでした。机の上に水槽を置いただけで、なにも対策をしていなかったので倒れないように押さえていたのです。ペットのケージにも地震対策が必要です。

  • ケージの固定
    床に置いてあれば落ちることはないと思いますが、それでも、地震の揺れでケージが動いてしまうことがありますので、ケージは固定しておきましょう。特に机の上などに置いてある場合は、固定しておかないとケージが倒れて壊れてしまうおそれがあります。

  • ケージの上部には物を置かない
    我が家は平気だったのですが、近所のお宅では今回の地震で棚の上から物が落ちたそうです。もし、ケージの横に棚があり、その上に置いてある物が落ちたりしたら、ケージを直撃してしまうかもしれません。ケージのまわりには落ちそうな物を置かないようにしましょう。

    また、大きな地震では箪笥などの家具が倒れることもあります。家具を固定するとともに、もし倒れた場合にケージを潰さないように、家具とケージの配置も考えましょう。

  • 大きめの布
    ケージが倒れたり、ケージの上に物が落ちたりしてケージが壊れたり、ゆがんだりした場合に、ペットがケージから出てしまうおそれがあります。すぐに捕まえられればいいのですが、馴れているペットであっても地震のときにはパニックを起こす可能性がありますので、捕まえにくくなるかもしれません。ペットが逃げてしまったときに、上からすっぽりかぶせてペットを捕まえられるように、大きめの布をケージのそばに置いておきましょう。布にくるむようにしておけば、パニックを起こしたペットが噛みついたとしても、その痛さでペットを放したりせずにいられるでしょう。

避難準備

今回の地震で避難した方たちを写したニュース映像に、犬を抱っこしている方が写っていました。飼い主としては、ペットを置いて避難はしたくありません。いっしょに避難できるように避難準備もしておきましょう。

  • キャリーバッグ
    あまり使わないからと押し入れの奥にキャリーバッグを入れてしまっていると、緊急時に取り出せません。キャリーバッグは常にすぐ取り出せるところに置いておきましょう。

  • フード
    いつも食べているフードを小分けにして、緊急時の非常食として用意しておきましょう。いっしょに避難することができても、ペットフードの救援物資が十分にはない場合も考えられます。


  • 自分たちの水を用意するだけでなく、ペットの飲み水も考えておきましょう。ペット用の水飲み皿も必要です。
これ以外にも、病気のある子は薬が必要でしょうし、怪我をした場合に備えてペット用の応急手当セットも用意しておくといいと思います。いざ避難するときになってから揃えるのは難しいので、日頃から準備を怠らないようにしましょう。

対策や準備をしっかりしておけば、あなたとペットが災害を乗り切れる確立は上がります。安全なときには考えにくいものかもしれませんが、いざというときのために、もう1度家の中を見まわして、しっかり対策と準備をするようにしましょう。


関連記事:ペットの避難準備(避難準備に必要なものは、こちらの記事で確認ください)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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