行政の甘さ
この事件がおきたとき、私の友人は1本の電話をもらいました。猫を預けに行った方が彼女のやっている里親探し団体の名前を伝えていたからだと思うのですが、 電話をくれたのは行政の方です。
「どうか騒がないでくれ」
そう、お願いしてきたそうです。
私の住む横浜市では、猫の引き取り業務に携わる動物病院があります。
「指定動物病院」として、これらの動物病院は行政に登録されています。
今回の猫を預かり、勝手に人にあげた動物病院は「指定動物病院」として登録されていたのです。
「指定動物病院」における猫の引き取り業務とは、持ち込まれた猫を殺処分し、それ1匹に対していくらかのお金を市からもらう。という、認めがたい業務です。
これまでにも、近所の子供に猫を1匹500円で持って来させ、それを殺処分して金儲けをしていた動物病院があるなど、はっきり言って問題の多い制度です。
どうやら、この動物病院から行政に連絡が入り、
話が公にならないようにと、行政は私の友人に電話をしてきたようなのです。
必要ならば公にして、信頼にたる動物病院を「指定動物病院」とするべきなのが行政だと思うのですが、そうじゃないのでしょうか?
ペットをとりまく怪しい人達
今回、私は友人から許可をもらい、猫の事件について書かせてもらいました。「騒がないでくれ」と言われたことを何故書きたかったのか?
それは、みなさんに知って欲しいからです。
私たち飼い主は、獣医さんというだけで信頼し、ペットを預けてしまいます。
でも、実際には信頼してはいけない獣医さんもいますし、
ペットの命をおびやかす獣医さんもいます。
彼らは指導することの無い獣医師会という団体に守られ、
事を隠したがる行政に守られ、
なにか起きても私たち飼い主が一人で戦える相手ではありません。
でも、ペットを守るのは私たち飼い主です。
だからどうか、動物病院は慎重に選んで下さい。
信頼できる獣医師は大勢います。
それを選ぶことができるのはあなただけです。
かかりつけの獣医さんとは嘘偽りの無い関係を築いてください。
それがペットを守ることになり、自分がドクター・ハラスメントの被害に合うのを避けることに繋がります。
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