2.契約書で確認すべきこと
賃貸契約書って細かい字でよくわからない乙だの甲だのと書いてあって読みたくないのよね~。そう思うのは私だけではないでしょう。でも、これをちゃんと読まないと後でトラブルとなる場合があります。例えば、「ペット可」であっても種類や頭数が制限されている場合には、新しくペットを飼うときに問題となる可能性があります。また、入居時のチェックに似てますが、修繕内容も確認する必要があります。
数年前に借りていた部屋を出るときに頂いた修繕費の見積もりに「鍵の交換」なる項目があったんです。でも、契約書には「入居時と同じ状態に戻す」とあったんです。「入居時と同じ状態」にするのに何故鍵を交換しなければならないんでしょう?
素朴な疑問を不動産屋さんに投げかけてみたら、説明されることなく見積りからこの項目は削除されました。鍵の交換費用などたいした金額ではありません。だからといって流してしまっては、不当に支払い続けるばかりになってしまいます。
他にも不当に請求されてしまう可能性はありますから、契約書は面倒でもしっかりと読んで下さい。
3.退去時に調べるべきこと
部屋を退去するとき、当然のように修繕費というのが請求されます。この修繕費、しっかりと見積りをもらって下さい。そして、見積りの内容を調べてみて下さい。調べるといっても難しいことをする必要はありません。「畳の張り替え」という項目があれば、近所の畳屋さんにいくらかかるか聞けばいいんです。それだけのことで、どんな畳を入れるつもりだ!、という金額で見積りされていたのがわかったことが私はあります。
修繕費のトラブルは、数年前からかなりの数起きている問題です。見積りをもらい、調べるだけで防げるのですがそれをしないで請求された額を支払う人が多いからなのでしょう。おかげで修繕費をふっかけてくる業者というのも減らないようです。
引越しはそれだけでお金のかかるものです。そこで必要のないものまで払ってしまっては損するばかりですから、ちょっと面倒ではありますが、修繕費の見積りをもらって調べるようにして下さい。みんながそうしていけば、ふっかけてくる業者も減るはずです(減って欲しいと願います)。
私の場合
ペットを飼う前から引越し好きで1~2年に1度は引越していた私。当然のようにペットとも一緒に何度か引っ越しました。部屋選びでは、他の入居者を確認しなかったために苦労したこともありますし、不動産屋さんに「内緒で飼えば平気」と言われて頭に来たこともあります。(内緒で飼ってしまった場合ペットの処分や退去を要求されることもありますので、それを覚悟して入居するか他の物件を選ぶべきです)。退去時のトラブルは、トラブルというよりも戦いというべき経験もしてしまいました。そんな私が落ち着いている今の部屋、ここは元々「ペット不可」な物件でした。
たぶん、いい不動産屋さんの人に当たったんだと思います。自分がどうペットを飼っているか、しつけやマナーをどう考えているかを話したところ「大家さんに確認してみましょう」と不動産屋さんから言ってくれました。
そして、迷惑をかけないようにしっかりと飼うという条件の元、ペットと暮らしていいことになったんです。
いい大家さんにいい不動産屋さん。この両方に当たるのは簡単ではないかもしれません。でも、ペットがいることをマイナスと考えずに、ペットがいるからこそ自分が努力していることを伝えれば、わかってもらえることもあると思います。
ペットに関係なく、満足できる部屋を探すのは難しいものでしょう。でも、時間をかけて探せば、あなたもペットも満足できる部屋は見つかると思います。トラブル無く幸せに暮らせる部屋、頑張って探して下さい。