6年以上昔に犬か猫を飼っていたことのある方
なんとなくは覚えているけど、しっかりとはもう覚えていない。または、子供の頃に飼っただけでもうすっかり忘れてしまった。そんなあなたには、小動物を飼うときに飼い主がしなければいけない事について説明したいと思います。
「ペットブーム」と言われる昨今、多くの小動物がテレビ等で紹介されています。でも、一言で「小動物」と言っても種類はいろいろ。手のひらサイズのハムスターから膝乗りサイズのウサギ、小型犬サイズのミニブタ等大きさもいろいろですし、木の実を食べるリスや牧草を食べるモルモット、果物を食べるフクロモモンガに昆虫を食べるハリネズミ、と食べ物もいろいろです。夜行性のフェレットもいれば、昼間活動するプレーリードッグもいます。
「これが飼いたい!」と決めている種類がないのであれば、まずは自分に合った小動物を探してみるのがいいかと思います。(決めていても自分の生活サイクルに合うかどうかを判断するためにチェックしてみて下さいませ)
小動物がこんなに人気ある理由のひとつに「手間がかからない」という誤解があります。ケージに入れっぱなしで自分の好きなときに出して遊べる、そんな誤解の元に飼われたペットは不幸せで短い一生を送る可能性がかなり高いです。
飼うからにはペットを幸せにしたいと思うもの。そうじゃありませんか? 思いっきり手間や時間、お金と愛情をかける気になってから小動物を飼うことは検討して下さい。
小動物を飼う場合に自分がしなければならないこと、これが犬や猫とはちょっと違います。犬の場合は毎日の散歩にしつけ、必要とする栄養を満たしたごはんを与えることと掃除。猫の場合は毎日の遊び(運動)と必要とする栄養を満たしたごはんを与えることと掃除。小動物の場合、遊びもごはんも掃除も必要なんですが、それ以上に必要なのがペットをよく見ることです。
犬や猫に比べると、病気の発見が難しいのが小動物。わずかな変化に気がつけるように自分がなっていないとペットを苦しめることにもなり兼ねませんし、最悪の場合は遺体を発見することになってしまいます。飼育日誌をつける必要は無いですが、毎日のごはん量や排泄物の量・状態のチェック、遊ぶときのパワフルさは確実にチェックし、いつもと違うことがあったらすぐに気が付けるようになって下さい。
見るだけでなく、聞くことも大事です。毎日聞いてる回し車の音に変化があったとしたら、具合が悪くなっているのかもしれません。聞いたことの無い鳴き方をするときは、どこかが痛いのかもしれません。
見ることと聞くことだけでも犬猫よりもかなり「手間のかかる」ペット。それが小動物です。
犬猫よりも飼い主が勉強しなければいけないのも小動物です。ハムスターやウサギなど、多くの飼育本が市販されている種類もありますがまだまだ情報量が少なく、間違った情報も流れていたりするのが現状ですので、ペットを健康で長生きさせるためには常に勉強する姿勢が必要になってきます。これは簡単ではありません。