小動物/ウサギの飼い方

ラビットセミナーのご報告(前編) ウサギの勉強してきました♪(2ページ目)

先日行われたラビットセミナーは、3時間という長いはずの時間が短く感じられた楽しく勉強できるセミナーでした。後編と併せて読んで下さいね。

執筆者:村田 亜衣

ウサギの体温は38.6~40.1℃
私達人間よりも高いのが平温です。

ウサギは生後3~6ヶ月で性成熟します。 子供が生まれた場合は生後3ヵ月までにはオス・メスを分けるようにしないと近親交配してしまう恐れがありますので注意して下さい。
身体の成長は生後4ヶ月でストップします。
飼い主さんに目標として欲しい寿命は10年! (先生が診察した中での最高齢は15歳のウサギだそうです)

ウサギは交尾性排卵動物です。
交尾することで排卵が起きるので、交配成功率はほぼ100%です。
また、4~17日間の交尾許容期の後1~2日間の休み、という交配可能期間の長い動物でもあります。 交配する予定がないのであれば、たとえ数日であっても異性と同じケージに入れることは避ける方がいいでしょう。
同じケージに入れても注意して見ているから大丈夫、と思われるかもしれません。 けれども、ウサギの交尾は15~30秒という短いものですので、注意していても見逃す可能性が高いです。
この交尾時間が短いのにはワケがあります。 元々獲物として狙われる被捕食者であるウサギは無防備な姿である交尾行動に時間をかけるわけにはいかなかったのです。狙われたら逃げようのない無防備な姿ゆえ、交尾時間は短いのです。

ウサギには偽妊娠が多いです。
3歳以上のメスウサギを診ると、90%くらいの割合で偽妊娠経験者だったりします。 (偽妊娠したかどうかは診察することでわかります)
あまりに頻繁な場合には身体に負担がかかりますので、避妊手術をする方がいいでしょう。

他の動物同様、ウサギも産んだ子供を食べてしまうこと(カニバリズム)があります。
カニバリズムは「この子を殺さないと自分が死ぬ」と思うときにする行動ですので、ウサギにそう思わせる環境を作った飼い主に落ち度はあります。昨日と同じ今日が好きなウサギですので、急にたくさん世話をやいてナーバスにさせたりしないようにしましょう。

ウサギの赤ちゃんは、生後3週目から離乳が始まります。
離乳は生後3~6週間。この間はお母さんのおっぱいと牧草やペレット、野菜を食べますのでどれも食べられるようにしておいてください。里子に出す場合には、離乳が終わる6週目以降にするといいでしょう。 (獣医的には生後8週以降)

ウサギのおしっこは白く濁ったものが正常な状態なのですが、黄色かったり赤かったりすることや透明な場合があります。正常な場合は2~3日で白濁したものに戻りますが、戻らない場合には動物病院にて診てもらうようにしましょう。(赤いおしっこは血尿の可能性があります)

うんちはなるべく大きく、乾いたうんちがいいうんちです。
うんちのサイズがいつもより小さくなったら食欲が落ちているとき、軟便は盲腸の働きが弱っているときに出ます。軟便と盲腸便は臭いで区別できますので、気になったら臭いを嗅いでみてもいいでしょう。

Page1: ウサギについて
★後編: 飼い方で防げる病気
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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