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ラクラク飼育! 熱帯魚で癒し時間(2ページ目)

観賞という枠から一歩踏みだし一匹の魚と付き合ってみると、違った何かが見えてくるかも知れません。ペットとして大型の魚と接することで、知的好奇心を刺激され、また癒され。様々なものを私たちに与えてくれます。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド


大型魚ゆえに、飼育は簡単!?


シルバーアロワナ
シルバーアロワナ
最大で1mほどに成長する古代魚の仲間。大きな水槽を用意できれば、飼育は容易。立派な見た目に反して安価で、大型魚の入門種的な扱われ方をする。とは言え、単独飼育するには、十分魅力的な魚だろう。
大きく成長する熱帯魚の多くが、飼育が簡単な種類が多いです。簡単というのは、水質の変化や汚れに対しての適応力が強いという意味で、“何もしなくても飼える”と同義ではありません。ただ、群を抜いて丈夫な種類が多いので、多少のずぼらであれば許容してくれる懐の深さはあります。

しかし、幼魚やショップ入荷直後の個体は、やや弱い面があります。少し高価でも、ある程度成長した個体、またトリートメントの完了した魚を選ぶのが失敗しないコツと言えるでしょう。

セルフィンプレコ
セルフィンプレコ
プレコの仲間は、大型魚のスカベンジャーとして最適。ガラスについたコケや、残り餌も食べてくれる。この魚も、全長50cm近くまで成長する。
メインとなる魚を決めたら、スカベンジャー(掃除屋)程度の同居は構いませんが、他に魚を増やさないこと。大型の水槽にお気に入りの魚を一匹泳がす。これが魚も人もストレスなく、飼育するコツです。熱帯魚を飼うと言うよりも、お気に入りの魚と付き合う。そんな心構えで接すると失敗しません。

大型魚の中でも、大人しい魚同士を混泳させることは、もちろん可能です。ただし、常にパワーバランスを配慮する必要があったり。当然、魚の数が多くなれば、管理の手間も増えます。それは、今回の記事の趣旨とそぐわないので、やはり単独飼育が簡単に楽しむコツでしょう。

ペットとして適した大型魚


アリゲーターガー
アリゲーターガー
自然下では、3mオーバーにまで成長することもあるモンスターフィッシュ。ここまでいくと、通常の飼育設備では無理。
大型魚といっても、余りにも巨大になる魚はお薦めできません。概ね水槽飼育において、1m以内のサイズが一般的な家庭における限界かと思います。もちろん、2m以上になる魚も飼育することはできるでしょうが、かなりの初期投資と相応のランニングコスト(水道、餌、電気代など)が必要となってきます。

水槽内で1m以内のサイズに収まる魚であれば、体の硬い(Uターンが出来ない)種類は別として、120(横)×45(高)×60(奥行)の水槽で終生飼育が可能です。水槽のクオリティーにも拠りますが、20万前後で必要なものを一式揃えられるかと思います。

管理の方法については、熱帯魚の飼育の内でも容易な部類です。飼育全般については、以下の記事を参考にしてください。


これさえあれば、肉食魚の飼育もラクラク
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