熱帯魚から癒される瞬間は、人それぞれかと思います。水草の間をヒラヒラと泳ぐ色とりどりの魚たち。または、水槽の前に立つと、餌をくれと拠ってくる様。ただ、そこに水の揺らぎがあるだけで、癒される方もいるでしょう。まさに水槽から受ける癒しは、様々かと思います。

そのような熱帯魚から享受される癒し効果は、周知の事実です。しかし今回は、少し目線を変え、違ったスタンスでの熱帯魚の魅力に迫ってみます。

魚と一対一で向き合う


熱帯魚の飼育というと、やはり鑑賞目的といった意味合いが強いかと思います。もちろん、多くの方が飼育されている熱帯魚に愛情を持って接していることでしょう。しかし、犬や猫といった他のペットと比べ、少し意味合いが異なるかと思います。

淡水エイ
モトロ
例えば写真の淡水エイ(モトロ)は、45cm位に成長する。状態の良い個体を選べば、以外と簡単に飼え、また飼い主にも慣れる。こういった魚とじっくり向きあって飼育するのも楽しい。
また、小さな魚を多数飼いすることがほとんどでしょうから、個別に愛情を向けることを難しくさせています。ならば、逆に大きな魚を一匹飼うというスタイルはどうでしょうか?

観賞魚として流通する魚の中には、1m近くに成長する魚が沢山います。一般的な熱帯魚と同じとはいきませんが、案外家庭でも簡単に飼えてしまうものです。ただ、それなりに大きな水槽が必要になります。

初期投資は若干かかりますが、それはどのペットでも同じこと。犬を飼おうと思えば、ゲージに首輪、諸々のアイテム。日常管理には、予防注射にトリミングと費用などがかるものです。その点、熱帯魚の良い所は。いったん設備を揃えてしまえば、ランニングコストはそれほど掛かりません。

タイガーシャベルノーズキャット
タイガーシャベルノーズキャット
ゼブラ模様が美しい1mほどに成長する、大型のナマズ。南米アマゾン河に分布する、古くから観賞魚として人気が高い、とても美しいナマズの仲間。
お気に入りの大きな魚を一匹、ペットとして、愛情を持って接するのも良いものです。そういった大型の熱帯魚は抜群の存在感を示し、飼い主にも良く慣れてくれます。ただ水という隔たりがあるので、ボディータッチによるスキンシップは出来ませんが、ペットとして十分満足できる存在になります。

また、魚と一対一で向き合うことで『その魚の事をより深く知りたい』といった知的欲求に駆られるはず。例えば、どんな国の、どんな環境の場所に棲んでいるのか。そこから派生して、現地の情勢は…といった具合に、興味が進むのも楽しいものです。

そんな大型魚を上手に飼育するコツを、次のページで伝授!