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親子で学ぶ、川魚の飼育(2ページ目)

川での魚捕りは楽しい。更に魚を手にすれば、今度は自分で飼ってみたくなるもの。自分で捕まえた魚を、親子で試行錯誤し、共に学びながら管理していくのは素敵だ。前回の後編として、飼育について解説しています。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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餌付け

捕まえたばかりの魚は、直ぐに餌を食べてくれない。とは言え、簡単に人工飼料に慣れてくれる種類も多い。先にも触れた「ろ過バクテリア」の問題もあるので、持ち帰ってから3日間位は餌を与えずに空腹にさせた上で、「金魚用の人工飼料」を与えると良い。残餌がでると、特に水槽セット初期は、水質の悪化を招くので様子を見ながら少しずつ与えよう。

元々金魚は、中国産のフナを元に改良された品種で、雑食性の魚だ。

参考:金魚すくいの金魚を上手に飼う!

トウヨシノボリ
どじょう下向きの口は、底にある餌をとるのに適している。こういった魚にも餌が回るような、配慮が必要。
一般的な金魚の餌であれば、植物質を強化してあり、およそ食性の近いオイカワやタナゴ、その他多くの日本産淡水魚の飼育に向いている。魚のサイズに合わせ、フレーク状のものか、顆粒状の人工飼料を選ぶと良いだろう。

底にいる魚(ヨシノボリの仲間やドジョウ)を飼う場合、活発な魚と組み合わせると餌が回らないこともあるので、そういった場合は沈下性の人工飼料を選択するとよい。

これらの人工飼料とは別に、冷凍赤虫も栄養価に富み、多くの魚が喜んで口にするのでローテーションに加えると良い。

まとめ

ここまで説明したように、生き物の飼育は覚えることも沢山あり、それ程簡単なことではない。ただし、高度な技術を要求されるか?と言えば、そのようなことも無い。基本的な知識さえ習得してしまえば、直ぐに上手に管理できるようになるだろう。

とは言え、幼い子供にそれらを理解させるのは中々難しく、やはり両親が勉強した上で教えていくしかない。そうやって親子で生き物のについての知識を深めていくことは、遊びの中での学習と捉えると実り多いものとなる。

毎日、規則正しく餌を与えたり、定期的に水を替えることで責任感を。またそれぞれの魚の習性を観察し、洞察力を養う。水槽の魚を介し、親子で共に学んでいける。

しかし、私にも4歳の息子がいるが、「ちゃんと世話をする!」と約束させた上で、魚を持ち帰るのだが。中々、約束を守ってくれない。まだ幼いので致し方の無い部分でもあるのだが……

けれども、飼育を通して、魚の名前を覚えたり、どんなものを食べるのか、川を汚してはいけない。など、色々なことを吸収してくれている。

川遊びも、その後の飼育も、子供の成長にとって得るものは多い。と、見ていて感じる。この夏休み。親子での魚捕りは、いかがだろう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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