いざ!魚とりへ
準備が整ったら、川に出かけてみよう。暑い時期の魚採りは、子供のみならず大人も楽しめるもの。お弁当を持ってピクニック感覚ででかけるのも良いだろう。今回は市街地を流れる小規模な河川の中流域へ、子供と一緒に訪れました。では、簡単に魚とりのコツを伝授します。
魚を捕まえるコツは、目に見えない隠れている魚を探すことだ。 |
撮影をした際も多くの家族連れが魚とりをしていたが、ほとんどのお父さんが目に見える魚ばかりを追いかけていた。当然、余り魚は捕れていなかった…。
父親の威厳を見せるためにも、ぜひこのコツは覚えておこう。
今回の戦利品
他のファミリーを尻目に、小一時間で様々な魚を採ることができた。採集する地域によって異なるが、流れの緩い中流域で採れる一般的な魚ばかりだ。写真に挙げたもの以外にも、ザリガニやメダカなども見ることができた。捕まえた魚に、子供たちは興味津々。プラケースに入れて、色々な角度から眺めてみたり。教えてあげた魚の名前を、繰り返し口にしたり。やっぱり、子供にとって、生き物との触れ合いは楽しいようだ。遊びの中で色々なことを、子供たちはしっかり学んでくれたことと思う。
また帰宅後に図鑑やインターネットで、今日とれた魚のことを調べて見るのも素敵だ。自分で捕まえて、調べた魚のことは何時までも忘れないことだろう。
関連リンク
日本産淡水魚
タイリクバラタナゴ:本来は中国からの移入種だが、現在もっとも目にする機会の多いタナゴ。雄の婚姻色は美しく、観賞魚としても人気が高い。因みに腹部から伸びている白い管は、卵を二枚貝の中に送るためのもの。 | オイカワ(雄):北海道を除く全土に分布し、釣りの対象としても人気が高い。丈夫な魚だが酸欠に弱いため、持ち帰る際は携帯用のエアーポンプを利用するなど注意が必要。 |
フナ:昔はどこにでもいた魚だが、最近ではメダカと同じく目にする機会が少ない。雑食性で飼育は容易だが、20cm以上と大きくなる。 | ドジョウ:もっとも一般的なドジョウの一種。口ひげが10本ある。川底が泥になっているところに、多く生息する。 |
タモロコ:ずんぐりとした体型に、体側を走る黒いラインが特徴。コイの仲間で、口元にはヒゲが生える。 | トウヨシノボリ:ヨシノボリの仲間はどれも似ているが、本種は尾びれの付け根のオレンジ色が特徴。成魚の雄は美しく、水槽での飼育も容易だ。 |
今回は、自宅の水槽で飼うように、若干持ち帰ることにした。次回(7/30)は、水槽での飼育について紹介したいと思います。
後編:親子で学ぶ、川魚の飼育