モデルには競合関係がある
国内メーカーは、競合他社の製品ラインを見ながら、オリジナルエッセンスを加えた対抗製品を投入するのが常。この競合関係を知っておくと、製品を選ぶ際に比較の対象が明確になります。- NEC:VALUESTAR W ←→ 富士通:FMV-DESKPOWER LX
リビングルームでの使用を想定した、大画面一体型。Blu-ray Discドライブを搭載した、高級「テレパソ」。
VALUESTAR WとDESKPOWER LXは競合機種
- NEC:VALUESTAR N、E ←→ 富士通:FMV-DESKPOWER F ←→ SONY:VAIO type J
一体型のボードPC。各社がもっとも力を入れている製品ラインで、テレビ機能の有無、カラーリングの違いなどで機種も多いのが特徴です。
- NEC:VALUESTAR L ←→ 富士通:FMV-DESKPOWER CE
テレビ視聴以外、「パソコンとしての用途」をメインとする製品。本体とモニタが分離した、「伝統的な」パソコン。
- 富士通:TEO ←→SONY:VAIO TP1
薄型テレビに接続して使う。パソコン機能を持つHDD/Blu-ray/DVDレコーダーと言える、リビング向け製品。
テレビ番組の「X倍録画」はお得
6倍録画に対応したVALUESTAR N VN790/TG
- 画面の大きさ
20型以上、解像度は1680x1080ドット以上、Blu-rayコンテンツを楽しむならフルHD(1920x1080ドット) - HDDの容量
500GB以上、BS/CSを録画するなら1TB以上 - 録画時間
5倍、6倍などの「X倍録画」対応 - チューナー
地デジはできればダブルで、BS/CSは随時 - スピーカー
5Wx2基以上、できれば外付けで用意する
「中身はノート」のデスクトップ
CPUはノート用を採用したDESKPOWER F
性能はデスクトップ用と変わりませんし、HDDはデスクトップ用のものを使うなど、全部が「ノート用」なわけではありません。消費電力は低いので、わずかですが省エネには効果的です。
このほか、「ネットトップ」と呼ばれる省スペースの製品群も、内部はノートパソコンと同様です。こちらは価格は安いのですが、Atomという独自のCPUを採用するなどで、通常のデスクトップパソコンに比べると大きく性能が劣ります。メールやWeb閲覧といった、割り切った用途で使うのに適しています。