台湾からやって来た、魅惑の赤いエビ
画像提供:オオツカ熱帯魚
アクアリウム界の次期ホープとなりそうな、魅力的なエビが台湾からやって来た。 インボイスには、「ミナミヌマエビ」の学名が付けられていたそうだが、非常に赤身の強い体色をしており、前者とは明らかに異なる色彩をしています。外見的には良く似ているのだが別種ではないか!?、と言われているが現段階では正確なところは不明である…
詳細な情報は、入荷後間もない事もあり、不明な点が多いのですが、非常に美しいエビだといえるでしょう。
通称名(販売名)で、「レッドチェリーシュリンプ」「ミナミヌマエビ “レッド”」などと呼ばれるこの小型のエビは、その美しい色彩以外にも、約2.5cmにしか成長しない事、その繁殖が簡単に行なえるのも大きな特徴の1つです。
初入荷では、1,000匹ほどしか入荷しなかったそうですが、最近では幾つかのショップで出回るようになってきました。しかし、まだまだ流通量は少なく、希少価値の高い種である事は、間違いありません。
初入荷から2、3ヶ月経った現在、アチコチで繁殖成功の話題も聞こえています。それらの情報によれば、直接稚エビを放出するタイプである事は間違いないようです。この手のエビの繁殖は、小型の卵を大量に産みゾエア幼生と呼ばれるプランクトンで生まれ、その成長に塩分が必要な「小卵型」と呼ばれるタイプと、比較的大きめな卵から直ぐに親と同じ形で生まれてくる「大卵型」とに分けられ、チェリーレッドシュリンプは、後者に分類されます。
よってその繁殖は比較的容易で、今後国内繁殖ものが出回ることが予想されます。