爬虫類・両生類/爬虫類・両生類関連の法律

動物取扱責任者研修会レポート!(2ページ目)

行って参りました!動物取扱責任者研修です!2回目の参加で、いろいろ感じたこともあったのでレポートにしちゃいました!!

執筆者:星野 一三雄

研修会内容

さて、時間になりいよいよ研修会が開会しましたが、どうやら規定で「研修会は3時間以上」と定められているそうで、ちょっと長いんですよね。

その気になる内容ですが、今回は3本立て。最初の1時間半は「法律の説明」。次に「動物取扱業者の標示に関する調査報告」。最後が「動物由来感染症」についてです。

で、結論を言えば「法律の説明」は、登録時の最初の説明会、昨年の研修会と3回目ですから、かなりうんざり、というのが正直なところでした。だって、プロジェクターで条文を最初から見せて、それを読んで簡単に説明するだけなんですから。

二つめの「動物取扱業者の標示に関する調査報告」は、期待していたんですけど、あまりおもしろくなかったです。ハッキリ言って。公正取引委員会が行った調査なのですが、要するに動物を売るときの標示にウソとかごまかしがないか、みたいな内容でした。いや、結構あった、という結果報告なんですけどね。

三つめの「動物由来感染症」の話は、狂犬病の予防接種と、ブルセラ症、そして最近大変話題になっている新型インフルエンザの話でした。鳥インフルエンザの話は爬虫類も無関係とは言い切れないですから関心はありましたが、他のは完全にイヌ・ネコの話です。まあ、参加者のほとんどがイヌ・ネコの方ですから仕方ないんですけどね。

気づいたこと

で、こんなとこで書いても仕方ないのですが、ちょっとこの研修会のやり方について、生意気にも提案してみちゃいます。

提案1.内容に工夫を

たぶん、多くの参加者の方は、この研修会はメンドクサイ、と思っていると思うんですよね。
例えば古くから「街の小鳥屋さん」みたいにショップを経営したり、広い敷地を利用してイヌをブリーディングしたり、と大ベテランの方が多いわけで、その方たちは、なんで今さらこんな法律に縛られなきゃいけないんだ、って思う方も多いかと。そういう方たちは、どうしても毎年、これに参加するのはうんざりしてしまうことでしょう。

それでも義務ならば、せめて目新しい内容とか、なるべく興味を惹くやり方とかの工夫が必要なのではないかと思います。具体的には次の項目とかで考えてみました。

提案2.数値データを多用

やはり人間ですから、自分のことは棚に上げて、周囲が気になるところです。
せめて県内とか、各自治体での登録業者数とかは報告してもらいたいものです。特に、登録申請時に「取り扱う種類」を明らかにしているわけですから、県内に「イヌのブリーダーは何人」とか「爬虫類で登録しているのは何人」とか。どうです?みなさんだったら知りたくないですか?
もちろん、これは市役所に行けば閲覧できる資料ではあるのですが、せっかくの機会なんですから示してほしいですよね。

提案3.トラブル等の具体的事案の紹介

例えば、今回は、昨年の「毒ヘビ51匹事件」の説明なんかは当然あってしかるべきだったと思うのですが、これがまったく触れられていないわけです。やはり「人のふり見て我がふり直せ」ですから、こういう情報は良い啓蒙になると思うのですが。

提案4.法改正による変化の明示

ちょっとイヤミな言い方になるのですが、必要とか根拠があって法律が改正されたわけで、その効果というのは絶対になくてはいけません。税金遣っているんですから。
ならば、この法律の改正となった根拠に注目をして、それが改正前と後で、どのように改善されたのかはこういう場を使って明示して欲しいものです。そうすれば私たちも面倒くさがらずに前向きに参加できるというものです。
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