爬虫類・両生類/両生類・爬虫類関連情報

クリーパー最新No.42発売!!

ビバガに続いて、これまた日本の両爬シーンを語るのに欠かせない、もう一つの雑誌「クリーパー」も最新号のご案内をさせていただくことになりました!!

執筆者:星野 一三雄

全国の両爬ファンのみなさん、コンニチハ!

さて、いよいよAll About両爬サイトでも、ビバリウムガイドと並んで日本を代表する両爬雑誌である「クリーパー」の最新刊のご案内をすることになりました!!
今後は、ビバリウムガイドと同様、最新号の内容をご紹介していきます!
やっぱスキャナでなきゃダメか
クリーパー No.42 定価1450円

クリーパーという雑誌

まず、クリーパーという雑誌の概要を簡単にご紹介しましょう。

クリーパーは2000年に創刊され、基本的に隔月で発刊されています。
もちろん、両生・爬虫類全般の総合情報誌なのですが、なんと言っても「カメ」関係の情報量が膨大であるという特徴があります。
これは後述するのですが、主たる執筆陣の中心である安川雄一郎氏がカメの分類を専門とされていることはもちろんですが、その手加減なしの全力投球的な内容が本誌の最大の「売り」になっているからでしょう。

この安川氏のカメの記事は、グループごとのに最新の分類、生態、流通、飼育や繁殖といった総合的な内容で、毎回の特集になっているのですが、正直、これ一冊で、そのカメのことはほとんどわかってしまうという内容になっています。私も、結局カメのことを書くときは、クリーパーを見てしまえば終了といった感じです。

またクリーパーは多くの執筆陣の記事によって成り立っている雑誌と言えます。
例えば、最新刊のコンテンツを見ると実践講座やフォトエッセイ、エッセイなどいくつかの連載があり、あるいは新着生体紹介などがあるのですが、すべて別々の方が執筆されています。新着生体などは、種類ごとに解説をしていますから。
この辺りは、冨水明氏がほとんどすべてを書いているビバリウムガイド誌との大きな違いと言えるでしょう。

敷居が高い?

さて、このクリーパーですが、やはりはじめてこの雑誌を手に取った方はみなさん感じると思いますが、若干「敷居が高い」印象があるのは否めません。
やや、写真や絵が少なく文章が妙に多い。さらに多数の方が執筆されている、というスタイルが「同人誌?」というイメージを与えてしまうのでしょうか。

確かに文字が多くて、最新刊を買ってきてから「さーて、読むか」みたいな感じの本ではないかもしれません。
しかし、それだけ記事の内容のクオリティは高くて役に立つことは間違いありません。何にしても、初心者の方がこの道に入ってしまったら「知識」「考え方」「ポリシー」といった形のないモノにぶち当たってしまい、それを得ようとしていくわけで、クリーパーはその欲求を満たしてくれる有効な手段であるには違いありません。

どーせ、みんなディープな世界に足を踏み込んでしまうんですから。

そういうわけで、クリーパーもまた、日本の両爬シーンに不可欠な存在になっているわけです。
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