にんじんの旬っていつ?
にんじんは涼しい気候の下で、甘く、柔らかく育つ野菜です。周年出回っていますが、2月の露地栽培にんじんと5~6月の新にんじんが特においしいです。主な産地と時期は次の通りです。
- 春夏にんじん: 徳島県、千葉県、北海道産を中心に、4~7月に出回ります
- 冬:茨城県、埼玉県、愛知県、千葉県、北海道産を中心に、7~9月に出回ります
にんじんの種類と時期について
にんじんは、オレンジ色でずんぐりとした西洋系にんじんと、赤色でスラリとした東洋系にんじんがあります。現在は、西洋系のオレンジ色のにんじんが主流となっています。
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ずんぐりしていて、鮮やかなオレンジ色の「にんじん」 |
向陽2号: 西洋系にんじんで、今最も出回っているにんじんです。「向陽2号」とは品種名なので、お店では「にんじん」として売られています。くせが少なく、甘みが強いです。冬には、葉つきの露地栽培ものが、春には新にんじんが出回ります。
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スラリとしていて、濃紅に近い赤い「金時にんじん」 |
金時にんじん: お正月や日本料理に使われる、東洋系のにんじんで、「京にんじん」とも呼ばれています。長さは30cmにも及び、加熱するとさらに赤みを増します。この赤い色は、トマトにも多く含まれるリコピンで、向陽2号には含まれていません。果肉が締まっているので、煮崩れしにくく、煮物に向いています。
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沖縄でおなじみの「島にんじん」 |
島にんじん: 沖縄で作られている島にんじんは、細長く、淡いオレンジ色をしています。淡白な味わいで、カリッとした歯ごたえなので、生でも加熱してもおいしいです。