爬虫類・両生類/両生類・爬虫類関連情報

どっちも大好き!!その2 猫と両爬(2ページ目)

両爬以外の生き物との飼育の両立を目指す「○○と両爬」第二弾は猫との両立です。「気まぐれ」「狩猟本能が強い」などとも言われる猫ですが、両爬との両立なんてできるのでしょうか?

執筆者:星野 一三雄

▼猫の苦手
逆に猫が苦手(?)としているようなのがカメとヘビのようでほとんどトラブルは聞きませんでした。特にラットスネークの気が荒い種などは「ケージ越しに猫に対して威嚇をして猫がビビってしまう」こともあるとか。
ただし、ときどき言われるのですが「猫はヘビのような細長い物を嫌う」というのは基本的に迷信のようで、大型のヘビはさておき小型のヘビやベビーは猫の興味の対象にしかならないようですから要注意です。

▼偉いぞ猫ちゃん!!
今回、特に意外だったのが、むしろ犬の方が「そういうこと」をしてくれるのでは?と思っていた「猫が脱走した両爬を発見してくれた」という例です。
今回のアンケートだけでも「脱走中の両爬を猫が見つけて鳴いて知らせて(?)くれた」と言う例が複数聞かれました。例として「カエル」「ヤモリ」「ヘビ(アオダイショウ)」を見つけるというお手柄がありました。もしかしたら「オモチャ」を発見してうれしくて鳴いていたのかもしれませんが...
写真:Rion


▼トラブルの防止
基本的に猫と両爬の共存のトラブルを避ける工夫というのは犬と同じで

・極力、同じ空間で長い時間一緒にしない
・両爬の世話をするときは猫を飼育部屋に入れない
・両爬に関心を持たないようにしつける

と言ったところです。
他に猫だから、と言うのを数例あげておきましょう。
◇ケージを落とされないような工夫を
猫は高いところに上ることができますし、ケージを落とす恐れがあります。しっかりと固定したり、猫の手が届かないようにする工夫が必要です。
◇ツメのお手入れを
猫のツメは両爬はもちろん、飼育者に対しても脅威です。ツメが伸びすぎないように定期的に切ってあげる必要もあるかもしれません。ただし猫のツメを切ることに関してはさまざまな賛否両論があるようですので、動物病院などで相談した方が良いかもしれません。

写真:Rion


私は、基本的にどんな動物でも大好きで、もちろん猫も大好きです。ただ、先入観で「猫と両爬は無理だろ~」と考えていましたが、今回のみなさまのお話をうかがって、考えが変わりました。やっぱり長い歴史を人間と歩んできた動物たちは違う!
みなさんも、猫と両爬の楽しい生活を平和に楽しんで下さいね。

<参考サイト>
All About Japan「猫」サイトガイド記事猫への躾(しつけ)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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