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カリキン・コーンに物足りないあなたへ! 野生の魅力・アジアンスネーク

ヘビ年の今年ももうすぐおしまいです。今年を締めくくるつもりで、再度アップしました。アジアのヘビを来年もよろしく!!

執筆者:星野 一三雄

みなさん、こんにちわ。

今年2001年も過ぎようとしていますが、今年は巳年ということもあってペットショップの方に話を聞くと、今年一年はヘビを購入していく方が多かったようで、静かにヘビの飼育が浸透し、ヘビ飼育市民権獲得元年だったようです。で、ここで提案。
「どうせヘビを飼うなら、アジア産のヘビを飼おう!
やっぱり、干支にはアジアのヘビ(アジアンスネーク)が似合うでしょ?そう思いませんか?

▼魅力1・新大陸産ヘビに負けない美しさ

現在の日本のヘビフリークの主流はアメリカ産のきれいでかわいいキングスネークコーンスネーク、中央アメリカや東南アジア産の大蛇・ボアやパイソンあたりでしょうか。この辺の主流派と比較してしまうとややアジアンスネークたちは地味な感じですが、なかなかに渋い感じは魅力的です。スジオナメラ(ビューティースネーク)の精悍な美しさやタカサゴナメラあたりの派手なのか地味なのかよくわからない色使いなどには本場アメリカのフリークを悩殺しまくってます。
しかーし!彼らの本当の魅力は別のところにあるのです。それは「失われることのない野性」です。

▼魅力2・失われていない野性

もちろんキングスネークなどのように繁殖が確立して市場にはCB(養殖個体)が流通していればおとなしくてペットに向くようになるのは当然なので、未だCBが非主流のアジア産のヘビではWC(採集個体)が多いので野性的なのは当然なのですが、それにしても気難し屋が多いです。タカサゴナメラなんてあの陽気な体色からは想像できない神経質さで、本当に餌を食いません!あんまり餌を食わないので飼っているこちらまで食事が喉を通らなくなってしまう事もしばしば...アカマダラシュウダなんかもパンパン咬んでくるし。何であんなに気が荒い奴が多いんでしょう?

つまりアジアンスネークの魅力はそんな野性を楽しんだり、飼育の難しいヘビに対して真剣に飼育法の研究をして工夫をしながら飼育に挑戦していくことにあるのです!実際にそんな彼らにマイっちゃっている人たちの多くは「やっぱり時々は生きた餌をあげたいよね」とか「床材のペーハーがねぇ」とか一家言持ってます。

▼魅力3・でかくても美しけりゃ、よしっ!

でも、そんな中でとりあえず彼らの飼育を始められる方におススメなのはビューティースネークの仲間です。別名スジオナメラと言って尻尾に綺麗なストライプが走ったしゃれたヘビです。比較的温和な性格ですし、神経も太い。さらには産地によってタイプがぜんぜん違うので、コレクションの楽しみもあります。おススメのヘビと言えるでしょう。ただし大きくなる(2mover)ので覚悟はいりますが...

と言うわけで今回はヘビの新たな魅力としてアジアのヘビをヨイショしてみました。ただし、最後に注意として購入と飼育初期は寄生虫の駆除と飼育環境に慣れるまでそっとしておいて上げることを忘れないで下さい。現地で採集されてからあなたの手に渡るまでのストックが劣悪な環境である場合が多いので。

<関連サイト>
SNAKE
日本のヘビ
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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