「ペットの保険」をご存じですか? でご紹介したアニコム損保。
今回は、そのアニコム損保の社長である小森さんのインタビューをお届けします。

なぜペットの保険を?

左:小森社長、右:アニコムパフェ(株)社長 島村さん
左:小森社長
右:アニコムパフェ(株)社長 島村さん

小森社長:
うちの娘と食事をしているときに、娘が「シナモン、お醤油取って」と云ったんですね。シナモンって云うのは、うちの犬なんですけど。
「おお。シナモン、醤油取れるようになったのか。成長したなぁ」と思っていたら、「ゴメン、パパに云った」って(笑)。
子供がお父さんと犬を間違えるような家庭なんですよ。

小森社長は、元々東京海上(現 東京海上日動)で8年間保険のプロとして活躍されてきました。そのうちの3年間は経済企画庁(現内閣府)に出向し、経済白書に携わる仕事をされていたそうです。

小森社長:
経済企画庁では人の健康保険制度の調査・分析をしていましたが、国民健康保険制度自体を見直す必要がある、と感じました。
また、保険料というのはその人がどのような確率で病気やケガをするか事前に分析して算出されている金額なんですね。
だったら、病気やケガをした後に保険金を支払うのではなく、その前にわかっていることを知らせたいとも思っていました。
弟が獣医師で動物病院を経営しているので、動物病院の実務やペットの病気についての知識を得ることができましたし、「ペットの健康保険制度の事業化」という夢がありました。
それで、2000年に共済方式で「どうぶつの健康保険制度」を仲間2人と事業化しました。

人の保険で疑問に思ったことや、もっとこうした方がいいのではないか、と思ったことを、まずは動物でやり始めています。
我々はこれを「痛みの伴わない動物実験」と呼んでいます。

人間の保険でやりたかったことは、カルテのオープン化や危険度合いに応じた保険料の算出です。
人間の場合は保険料を支払っていない人が2割程度いるともいわれています。けれど、病院ではすぐにチェックができないから保険適用で診察料を支払える。
ホントは、保険料を支払っている人だけが、保険が利用できるようにしなければいけません。
アニコムでは、動物病院の窓口で保険料を支払っているかどうか確認してもらっています。
そういう人間の保険ではまだできないことをまずペットの保険でやってみせて、「どや。できるやろ」って。

これが「痛みの伴わない動物実験」です。