作品について
小泉今日子さんとグーグー |
主演小島麻子を演じた小泉今日子さん;
「私が子供の頃からいちばん憧れていた大島弓子さんという漫画家の『グーグーだって猫である』という作品をやらせていただいて、とっても幸福な日々でした。もちろん私も、ご存じかどうかわかりませんが猫を飼っています。また、女がひとりで生きていく気楽さや、ちょっとした寂しさもわかって生きていて、麻子という役にとてもすんなりと入り込めるような気がしました。とても不思議な味わいの映画になってますが、言葉にするのは難しいですけれど、感じることができる映画になってると思います。」
麻子のアシスタントのひとりで物語の進行役ナオミを演じた上野樹里さん;
「猫のことはあまりよくわかってなくて、犬しか飼ったことがなかったんですけど、撮影が終わる頃には、自分も1匹の猫のような気持になったような気がします。たくさんの人に、女性に観ていただきたい映画です。さっき小泉さんがおっしゃったように言葉では表しにくいんですが、すごく繊細で、やさしくて、暖かくて、強くて、すごくいい作品なので、観ていただきたいです。」
麻子との恋の予感を感じさせる青年・青自を演じた加瀬亮さん;
「楽しい映画ができあがったと思っています。ゆっくりご覧になって心をほぐしていってもらえたらと思います。」
監督・脚本の犬童一心さん;
「言葉にしづらいってふたりに言われると、なんかちょっと心もとない感じがしますけど(笑)。え~でも、そういう風でもあるよね。この映画は。
ホントは作る前にせっかく猫の映画だし、『子猫物語2』みたいな映画を作ってバシッと当てて印税をいっぱいもらおうかなと、一瞬頭をよぎったのですけど、でもやっぱり大島弓子さんという人の原作である『グーグーだって猫である』を脚本を書こうと思って真剣に読むと、そういういけない考えというのは自然に消えていきまして、素直に『グーグーだって猫である』という大島さんが描かれた原作の持っているものをできるだけシンプルにちゃんと伝える映画にならないかな、と思って作りました。
心温まる優しい漫画なんですよ。原作が。でもその奥にやっぱりそれだけでは言い表せないものもあったんで、それも素直に映画化してしまいました。
ホントに素直に楽しめる、可愛い猫がいっぱい出てくる映画なんで、是非楽しんで帰ってください。」
犬童監督、小泉今日子さん(グーグー)、上野樹里さん、加瀬亮さん |
『グーグーだって猫である』は、9月シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目、新宿武蔵野館ほかで全国ロードショー予定。
猫を好きな人だけでなく、心にホッと温もりを感じたいあなたに!
是非観ていただきたい映画です♪
監督・脚本:犬童一心『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』『眉山』
原作:大島弓子「グーグーだって猫である」(角川書店刊)
音楽:細野晴臣『メゾン・ド・ヒミコ』
プロデューサー:久保田修〈キアロスクーロ(IMJーE)〉『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』『NANA』
小川真司〈アスミック・エース〉『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』『ハチミツとクローバー』
出演:小泉今日子 上野樹里/加瀬亮 林直次郎(平川地一丁目)/伊阪達也/森三中 他
(c)2008『グーグーだって猫である』フィルム・コミッティ 配給:アスミック・エース
ストロボに驚いて、隠れたいグーグー |
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