東京の様々な場所でねこさんを撮り続け、人気ブログ「だから東京が好き!街のねこたち」を発信しているハンドルネーム“キヨちゃん”のインタビューをお届けします。
キヨちゃんの写真は、いつもブログで拝見していましたが、昨年暮れに開催された写真展に行くと、そこに展示されていたのは今は亡きご近所の八百屋さんの白黒ちゃん。。。
あぁ~、この街にも来られて、ねこさん達の写真を撮って行かれたんだなぁ、とちょっとウルウルきてしまいました。
飼い主のいないねこたちの移り変わりは非常に激しいです。
キヨちゃんが、以前行った場所で同じねこさんに会える確立は非常に低いですから、逢えたときの感激は格別でしょう。
キヨちゃんの写真とインタビューを通して、人と飼い主のいないねこがどのようにすれば上手に共生していけるか、改めて考えてみたいなぁ、と思います。
■写真はいつ頃から?
高校生の時に一眼レフを買ってからです。
ため込んでいたお年玉をはたいて初めて買った一眼レフは当時一番安かったアサヒペンタックスでした。
写真の基礎は通信教育で勉強して、モノクロ写真の現像から引き伸ばしまで自分で出来るようになりました。
カメラを持っているとよく撮影を頼まれ、学生の頃からイベントなどでアルバイトカメラマンをやっていたものです。
■被写体に猫を、と思った切っ掛けとかありますか?
ホームページに掲載した写真の中で、一番反響があったのが猫写真だったということです。
9年ほど前、仕事の関係で、ある団体のホームページを作ることになったのですが、インターネットに関してはチンプンカンプン!?
そこで、まずは勉強のためと思い、自分のホームページを作って見たのがそもそもの始まりです。
開設当初は風景やスナップ写真を主体にしていました。
そんなコンテンツの中で、街中で出会った猫写真について掲示板にコメントをいただくことが多く、それが面白くてだんだんと猫写真専門になって行った訳です。
■キヨちゃんと猫との関わりは?
物心がついた頃に母親の実家で三毛猫を飼っており、遊びに行くたびに構っていた記憶があります。
母親の実家は食品を扱う店でしたので、愛玩用というよりネズミ取り専門の従業員として飼われていました。
そのせいか人間に愛想を振りまくこともなく、かといって触っても知らん顔という猫でした。
その当時、自分の家では犬を飼っていましたが、私は犬に好かれなくて、ご飯を持って行っても吠えられてばかり。
恐る恐る遠くからご飯をあげていました。
そんな犬と比較して、猫の寛容な態度に惹かれていったのかも知れません。