予期せぬ出会いで猫との生活が始まってしまった場合を除き、これから猫と暮らしてみたいと考えている方にガイドとしては「計画的に猫を迎えること」をお勧めします。
猫に限らず生きものと生活を共にする、ということは、その生きものの命を預かることです。一緒に生活を共にし始めたら、簡単に手放すことはできません。猫なんだから外に放せば自分で餌をとって生きていけるだろう、とか、この子は可愛いからきっと拾ってくれる人がいるだろう、などど安易に考えないでください。
一度人間と共に暮らし、決まった時間にご飯がもらえる生活に慣れてしまった猫は、よほどの子でなければ外の生活に適応することができず、飢えて、病気に罹り悲惨な状態で死を迎えることになるでしょう。
動物を捨てることは50万以下の罰金を伴う犯罪で、またそれぞれの動物の適性に応じた飼い方ができなかった場合は、100万円以下の罰金が伴う動物虐待の罪に問われる可能性があります。
「一緒に暮らす」ということは、若くして事故や病気に遭わない限り10数年以上、最後の瞬間までその「いのち」を守らなければいけないことだと自覚しておいてください。
こんな猫と暮らしたい、という希望があれば…
猫の性質はそれこそ、千差万別。100匹の猫がいれば100通りの性質があり、同じ腹から生まれた兄弟猫とて、同じ性質を持っているとは限りません。
しかし長い間かけてブリーダーがスタンダードに基づき作ってきた純血種と呼ばれる猫たちには、それぞれの猫種ごとに似通った性質や特徴があります。
もちろん、その中でも「この子はこうだけど」「あの子は違う」と個性がありますが…。
もし、これから一緒に暮らしてみたいな、と思っている特定の猫種がある方は。。。
または、自分の生活パターンはこうなので、それにあうのはどんな種類の猫かな?とお悩みの方の参考になれば、と思います。
アビシニアン | |||
運動能力 | 鳴き声 | お手入れ | 甘えん坊度 |
超活発 | 静かな子が多い | 全然手間がかからない | その子の性格により甘えん坊 |
非常に活発、身軽に飛び跳ねて遊ぶのが大好き。独立心旺盛な子は、あまり多頭飼育には向かないでしょう。利発な子が多いようです。 |