1.連れて行く場合
同居にゃんの性格によっては、非常に難しいかも知れません。
知らない人、もの、場所が苦手で、神経質な性格の子は、外に行く事が非常に大きなストレスとなりますので、一緒に旅行する事は諦めましょう。
お客さんが来たら大喜び、好奇心旺盛で動物病院に連れて行っても物怖じしない子でも、いきなり長距離に連れ出すのは考え物です。
いつか機会があれば旅行に連れて行きたい、と思うのであれば、なるべく子猫のうちから予行演習しておきましょう。
いつもと違う場所を楽しむ余裕がある猫さんであれば、旅行はとても楽しい想い出となるでしょう。
旅行に連れて行く前に準備したいこと
ハーネス+リードをつけて家の中でお散歩気分♪ photo by wakaba |
・ハーネス+リードに慣らす
どんなに抱っこが好きな猫でも、リードなしで外に連れ出すのは危険です。
突然の物音・光・ニオイに驚いて腕から飛び出してしまったら一大事!
外で抱っこするときは、必ずリードをつけてトラブルに備えてください。
キャリーバックから出す可能性があるときは、必ずハーネス+リードをつけましょう。
※猫は頭が小さいので、必ず手を通すことができるハーネスを利用しましょう。
※ハーネスをつけていても抜け出すことがありますので、ご注意を!
手足や首に引っかける可能性があるので リードをつけているときは目を離さないように! photo by wakaba |
・ハーネスに慣らすには
最初家の中でハーネスだけをつけて、自由にさせます。
ハーネスをつけて、食事やおやつをあげる、という習慣づけをしても良いでしょう。
ハーネスに慣れたらリードをつけてみます。
リードが足や首に絡まって思わぬ怪我を負わせてしまうことがありますので、リードをつけたら決して目を離さないよう注意してください。
家の中であれば、リードをつけても歩いたりジャンプしたりするでしょう。
・抱っこしてベランダに~
パニックになってしまう猫さんもいますから、いきなり人通りや交通量の多いところに行かないように。
可能だったら、毎日、最低でも3日に1回は家の周りを少しだけでもリードをつけて抱っこして歩き回る習慣をつけてください。
好奇心旺盛な猫さんであれば、下に降ろして地面のニオイをかがせてあげても良いでしょう。
中には、自分から歩き出す子もいます。
ただし、外を歩くと季節によってはノミを拾ってしまったり、他の動物の糞から寄生虫をもらってしまう可能性もあるので、注意してください。
ハーネス+リードに問題なくなれば、キャリーバックに入れて(このときもリードをつけておく)外に連れ出して慣らしましょう。
キャリーに入れるときも リードを忘れずに! photo by wakaba |
「旅行は車」の予定であれば、車に乗せて慣らしておく必要があります。
トイレがおける大きさの箱形キャリーに入れて慣らしておくもの良いでしょう。
中には、ひどく車酔いする猫さんがいます。
最初のドライブでヨダレが出た
次に吐いた
そして…ウンチ・オシッコお漏らしを…
車に乗るたびにひどくなっていくようであれば、その子は車がだめな体質です。
精神安定剤や車酔いの薬もありますが、ガイドはその使用をお奨めしません。薬を飲ませてもあまり効果がなく、薬が猫に及ぼす影響を考えると怖いからです。
猫にかかるストレスを考えた場合、性格的に外に出るのが難しい猫さんと、車がだめな猫さんは、連れて行かないのが一番の解決法だと思います。
※でも車はだめだけど、外に出かけるのは大好き!って猫さんもいるんですけどね。我が家のDUNE先生がそのタイプです。
ただ、あまりにも車酔いが激しいので、後始末を考えると私の方がギブアップです。
外に出かけるのが苦にならない性格でハーネス+リードやキャリーに慣れていて、車や他の移動手段で問題がない猫さんのみ、一緒に旅行へ~とご計画ください。